●『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』(藤本 梨恵子 著)より
あなたは他人の成功を喜べますか?
昇進、昇給、結婚など、人生には自分の夢を周りの人が先に達成することがあります。
例えば、海外の見ず知らずの人が1000万円の賞金に当たっても何も気にしないかもしれませんが、会社の隣の席の人が当選者なら気になる人は多いのではないでしょうか?
遠くの人より、近くの人の成功のほうが気になるのが人間です。
潜在意識の法則から言えば、人の成功を喜べないのは百害あって一利なしです。
「相手の成功を喜べない=自分はそれができない」と潜在意識レベルで感じているということです。
自分の成功を喜んでくれない相手に好感を持つ人はいません。
幸せと不幸の分量が相手と自分で差し引きされると感じている人は、人間関係がうまくいきません。
例えば、相手と自分がお互いに、100ポイントずつ幸せポイントを持っているとします。
相手が少し幸せになると、自分から50ポイント引かれて、それが相手に移行し、相手は150ポイント、自分は50ポイントになると思っている人がいます。
これでは人の成功や幸せは喜べません。
でも実際は違います。
自分は100ポイントのまま、相手が150ポイントになっただけです。
ポイントカードの仕組みと同じです。
相手のポイントカードに自分のポイントが勝手に移行されることはありません。
相手が幸せになったからといって、自分の幸せの分量が減ったり、増えたりすることはないのです。
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人生にはアップダウンがあります。
誰かと長くつき合うなら、辛い時期も良い時期も共に過ごせる力が必要です。
ある男性は、ニュースで「株価が上がりました」と話を聞くと「こういう風に、誰かが得をするってことは、誰かが損しているってことだ」と呟きます。
この人も幸せと不幸の分量が相手と自分で折半されると思っています。
この考え方を持っていると、相手の幸不幸が自分の幸不幸に影響を与えます。
すると、被害者意識を持ちやすく、ひがみっぽくなります。
彼も職場でトラブルの絶えない人でした。
好かれる人は共感力が高い人です。
それは相手の嬉しい気持ちにも、辛い気持ちにも共感できる人です。
そして、相手の幸不幸が自分の幸不幸に影響しないと知っています。
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【コメント】
「嫉妬」についての文章だと思います。
他人が幸せになっても、その分、自分が不幸せになるわけではありません。
けれども人は、ついそう思ってしまうものです。
「あいつはあんなに良い待遇なのに、同じことをしている俺はこんなに劣悪な環境だ」と比較します。
まあ、難しいですよね。
本に書いてあるからといって、そう素直に心を変えられるものでもありません。
無理に賞賛する必要はないと思います。
まずは「嫉妬を言語化しない」ところから始めれば良いのかなと。
大抵、つい嫉妬を言語化してしまうのは、そういう事を云わせる雰囲気の相手が話しかけてきた時です。
話しの流れでつい、ポロッと言わせてしまうのです。
そういう人からは物理的に距離を置き、挨拶だけしておけばよいと思います。
自分を不利にする必要はありませんから。
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