2022年10月17日

劣後順位とは

retugojyunni.JPG
(庵野秀明展より)

●『会社を辞めるのは、「あと1年待ちなさい」!続職のススメ』(石田淳 著)より


効率的に自分を変えるには、「やりたくないこと」から考えてみてください。
他人にとっては重要でも、あなたにとっては重要でない。
そうしたことには手を伸ばさないことが、自分を変えていく近道です。
このような考え方を「劣後順位」と言います。


よく「優先順位をつける」と言いますが、それとは正反対の考え方ですね。
「経営の神様」と称されるピーター・ドラッカーが広めた言葉です。


・1年の間にやるべきこと
・1年の間にやらなくてもいいこと


これを見きわめるためには、「自分がどうなりたいか?」を知っておく必要があります。
「自分軸」を持つことが重要なのです。


軸がハッキリしないうちは、「やりたくないこと」を紙に書いてみてください。
ここに書き出されたことは、今は徹底的に無視する。


紙に書かなかったことの中から、自分に必要なことを見つけるのです。
できれば「続職」をしている間、月に10分間ずつでもいいですから、こうした時間を確保してください。
定期的にチェックを続ければ、不要なことが明らかになり、本当に必要なことが見えてきます。


---------


会社の外で身につけられるスキルは、2〜3個が限界。


先に「やらないでいいこと」を決めるのがコツ(劣後順位)。
複数を同時にやるより、ひとつに絞ったほうが成功しやすい。


これらとは別に、「絶対にやっておかなければならないこと」もある。
「貯金を増やす」「人脈を広げる」などは代表例。


「続ける技術」を身につけることも、何をするにも必要となる。
読書の習慣もそのひとつ。
そのためには「本を買う習慣」から始める。


できれば、空き時間にパーソナルメディアで情報発信をする。


※※※


【コメント】


「やらないこと」をピックアップしてみる行動は、よく本に書かれていますね。


1日24時間365日、限られた時間の中には「必ずしなければいけないこと」でたくさん埋められています。


そんな中で、人生の質を向上をさせていくには計画的が必要ですし、それを実行していく習慣化が必要です。


手っ取り早いのは、読書です。
1冊読んだからと言って、それだけで確実なスキルアップにはなりませんが、少しずつ人生の質は向上すると感じます。

Posted by kanzaki at 06:53
Old Topics