●心が強い人はみな、「支える言葉」をもっている(著:齋藤 孝)より
詩人・茨木のり子さんは、 73 歳のときに『 倚 りかからず』(筑摩書房)という詩集を出しました。
15 万部も売れたのですからすごい。
みんな、なぜそんなに茨木さんの詩が好きなのか。
ひとつには、学校で習い、親しんでいたことがあると思います。
わたしが一番きれいだったとき」や「自分の感受性くらい」といった詩を読んで、共感していたのです。
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「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という言葉は、詩の中のトドメの一言です。
「ぱさぱさに乾いてゆく心を/
ひとのせいにはするな/
みずから水やりを怠っておいて」
から始まり、
「気難しくなってきた」こと、「苛立つ」こと、「初心消えかかる」こと、それから「駄目なことの一切」を自分以外の何かのせいにするなと言い、最後にバシッと「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と言うのです。
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この詩には、人の考えそうな愚痴の、だいたいのことが書いてあります。
愚痴を言おうとしたら、もう先手を打たれている という感じです。
「ばかものよ」は、茨木さん自身への 喝 でしょう。
読んでいてそれもわかります。
そして同時に、自分のこととして身の引き締まる思いがするのです。
感受性とは、自分で守るものだったのか。
やたらと傷つきやすいものだと思っていたけれど、自分で守ればよかったのか。
そういう感慨を持った人も多いのではないでしょうか。
ぜひ全文を入手して通読し、茨木さんの言葉を味わってほしいと思います。
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【コメント】
自分の心の起伏を他人のせいにしない。
自分で巻き起こした感情は、自分で受け止めて、そして鎮める。
多分それは、ネガティブなものだけではなく、高揚としたものも含めるのかなと思います。
あまり、高揚感を出し続けていても、調子に乗って周りの迷惑になることもありますから。
正直、ここまで生きてきても、自分の心をコントロール出来ていないように思います。
仏門に入るような人間でもないし、悟ってもいない。
コントロールが難しいならば、コントロール出来るような環境を作る方が良いのかもしれません。
感情を乱すような人間とは距離を置く。
感情を乱すような事案に巻き込まれないような場所に着く。
毎日、人の生活は「選択」の連続。
そういうことに思考を集中させるためにも、余計なことには巻き込まれないように環境を作りたいものです。
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