2018年12月12日

偉人が困難に直面したときのエピソードも素晴らしいが、「庶民」として胸を張って生きていく人の姿のほうが好きです

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上記の偉人たちのエピソードを読むに、困難に直面したときの思考がポジティブなんだなあと思いました。


自分が「人生の主役」になっているのでしょう。
主体的に生きることが、幸福感につながりますからね。
自ずと、思考もポジティブになります。



こう書いておいてなんですが、実は私は、偉人の行動や偉業に対し、あまり憧れとかそういうのは感じません。
私が尊敬するのは、「庶民」として胸をはって生きている人たちです。


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(「2016年ブリュッセル爆発」に関する記事)


ベルギー同時テロで重症を負った女性が取材に応じ、こう語りました。


テロは許されないが、テロリストを憎しみはしない。

(2歳の長男を抱きしめ)

私が憎しみを抱いてしまえば、この子は愛情より憎しみを大切にする人間になってしまう。
日常生活の継続が大切。

それがテロ被害を乗り越える私の闘い。

美容院で働き、地下鉄にも乗る。


心が強い人は、怒りを表に出さないです。
怒りもあらわさないし、極端な明るさも出さないです。
ゲラゲラと笑わない。
上品に微笑む。
怒りと笑い、心の弱い極端な感情の人は、この振り幅が大きいです。


心の強い人は、極端な感情ではないから、人から受け入れられやすいです。
語り口も優しいから、相手もきちんと話しを聞いてくれます。


そういう方々は、あまり「自分語り」をしません。
特に、自慢話しをしません。
好感を持てる方に限って、その方のプライベートな事を案外知らなかったりします。
知らないけれど、きちんと心は交わせています。
「今」という共有している時間で交わしているからです。
過去の栄光や自慢話しなんてしなくても良いのです。


そう考えているとやがて、他人に対しても、変な評価をしなくなります。
その人の過去の栄光だろうが、自慢話しを聞いても、それで何かが変わることはありません。


極端なことをやっている限り、平穏はこないでしょう。
極端なことは、一種の麻薬ですから。
怒りも、派手な笑いも麻薬です。


心の中で優しいメロディーが流れるような日常を過ごしたいものです。
それができる人が、心が強い人なのではないでしょうかね。

Posted by kanzaki at 23:40
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