●『ほんとうの贅沢』(吉沢久子 著)より
人の悪いところなんて、三つの子どもでもわかる。
意地悪な人とか、妙な格好している人とか、一目見れば子どもだってすぐにおかしいとわかるだろう。
でも、人のいいところは大人じゃなきゃ見抜けない。
だから、いいところを見たほうがいい。
そのほうが自分の心の養いになる。
私は夫からよくそう言われました。
人のいいところ、優しいところ、美しいと思えるものは、どんなに小さくても見逃してはならない。
嫌な面は、見えても見るな。
そう言われつづけてきました。
とくに歳をとると、人の優しさに触れる機会が増えてくるものです。
ただそれに気づくためには、人のいい面を見ようとアンテナを張っておくことが大切です。
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さりげない優しさに触れると、心の養いになります。
相手のためを考えて、相手のために行動できる。
それが過不足なく、ちょうどいい塩梅である。
これが当たり前にできたらとても素敵です。
こうした優しさに触れるたびに、「自分も誰かに同じように優しくしてあげよう」という気持ちにもなります。
相手のいいところに気づくことで、相手との関係もまた良い方向へむかいます。
そういう人間関係ができれば、最高ですよね。
逆に、相手の悪い面が目に付いたときは、見えていても見ないで、ただ心の中で、自分は同じようなことをやらないようにしよう、と思うだけです。
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【コメント】
最近は、100歳近くなのに現役で働いている(働いていた)人の本をよく読んでいます。
どういった考えで日々を過ごし、どうやってその健康・体力を維持してきたのかが参考になるからです。
上記もその一冊です。
これからの生き方を模索するのに、とても役に立ちますよ。
そして、シンプルに気持ちが穏やかになります。
相手の良い面を探す。
きっと、その姿勢は、自身の生き方にも良い影響を与えているのでしょうね。
素敵な考えです。
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