2023年03月06日

人の悪いところなんて子どもでもわかる。人のいいところは大人じゃなきゃ見抜けない

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●『ほんとうの贅沢』(吉沢久子 著)より


人の悪いところなんて、三つの子どもでもわかる。
意地悪な人とか、妙な格好している人とか、一目見れば子どもだってすぐにおかしいとわかるだろう。


でも、人のいいところは大人じゃなきゃ見抜けない。
だから、いいところを見たほうがいい。
そのほうが自分の心の養いになる。
私は夫からよくそう言われました。


人のいいところ、優しいところ、美しいと思えるものは、どんなに小さくても見逃してはならない。


嫌な面は、見えても見るな。
そう言われつづけてきました。


とくに歳をとると、人の優しさに触れる機会が増えてくるものです。
ただそれに気づくためには、人のいい面を見ようとアンテナを張っておくことが大切です。


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さりげない優しさに触れると、心の養いになります。
相手のためを考えて、相手のために行動できる。
それが過不足なく、ちょうどいい塩梅である。
これが当たり前にできたらとても素敵です。


こうした優しさに触れるたびに、「自分も誰かに同じように優しくしてあげよう」という気持ちにもなります。
相手のいいところに気づくことで、相手との関係もまた良い方向へむかいます。
そういう人間関係ができれば、最高ですよね。


逆に、相手の悪い面が目に付いたときは、見えていても見ないで、ただ心の中で、自分は同じようなことをやらないようにしよう、と思うだけです。


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【コメント】


最近は、100歳近くなのに現役で働いている(働いていた)人の本をよく読んでいます。


どういった考えで日々を過ごし、どうやってその健康・体力を維持してきたのかが参考になるからです。
上記もその一冊です。


これからの生き方を模索するのに、とても役に立ちますよ。
そして、シンプルに気持ちが穏やかになります。


相手の良い面を探す。
きっと、その姿勢は、自身の生き方にも良い影響を与えているのでしょうね。
素敵な考えです。

Posted by kanzaki at 2023年03月06日 06:51