●14歳からの「論語」(著:ヤギ ワタル、齋藤 孝)より
君子に 侍するに 三 愆 あり。
言 未だこれに及ばずして言う、これを 躁 と謂う。
言これに及びて言わざる、これを 隠 と謂う。
未だ 顔色 を見ずして言う、これを 瞽 と謂う。
(季氏第十六)
『論語』にはリーダーに仕える心構えも出てきます。
「上位の人に仕える時に、三つの過ちがある。
言うべき時ではないのに、言うのは、お調子者だ。
言うべきなのに言わないのは、隠し立てする者だ。
上の人の表情からその考えを推察しないで発言する者は、ものが見えていない者だ」。
この場合の君子は、高位・高官の人の意味ですが、同じことは友人間のつき合いにもいえます。
親しき中にも相手への気遣いや、嫌われることも恐れない思いやりが必要 なのです。
それは伝え方やタイミングにも表れるでしょう。
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【コメント】
どんなに優れた内容でも、伝え方や、それを伝えるタイミングで逆効果になってしまうこともあります。
世の中の多くの悩みは、人間関係です。
それは、内容よりも「伝え方やタイミング」で、ぎくしゃくしてしまうように思います。
どうやるのが正解というのは分かりませんが、相手を尊重する心遣いは間違いなく必要でしょうね。
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