2025年10月15日

「論語」と「我以外皆我師(吉川英治)」

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●14歳からの「論語」(著:ヤギ ワタル、齋藤 孝)より


我れ三人行なえば必らず我が師を得。
其の善き者を択びてこれに従う。
其の善からざる者にしてこれを改む。
(述而第七)


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孔子は、こう語っています。


「私は三人で行動したら、必ずそこに自分の師を見つける。
他の二人のうち一人が善い者でもう一人が悪い者だとすると、善い者からはその善いところをならい、悪い者についてはその悪いところが自分にはないか反省して修正する」。

「賢明な人を見れば同じになろうと思い、賢明でない人を見れば、自分もそうではなかろうかと 省みることだ」〈里仁第四〉。

よい体験や成功体験からも多くを学びますが、 悪い体験や失敗体験からはさらに多くのことを学ぶ ものです。

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「我以外皆我師」とは作家・吉川英治 氏の言葉です。

吉川氏も、すべての人と経験から学んで成長する 術 を知っていたのです。
だから『宮本武蔵』『三国志』など数々の小説で親しまれ、国民的作家と呼ばれるようになったのでしょう。


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【コメント】


誰から見ても素晴らしい人からは、やはり多くを学べます。


一方、どうしようもない人からも、少しですが反面教師として学べます。
特に、「●●をしてはいけない」という系は、それを犯すとこうなってしまうよと学ぶことができます。


けれど、なるべく反面教師になる人とは接触したくないですよね。
距離を置きたい。
ろくな目に合わないですから。


良き人物との出会いを増やし、自分というものを大きく成長したいものです。


出会いが少ない場合でも大丈夫。
名著と呼ばれる書籍の数々からも学べますから。

Posted by kanzaki at 2025年10月15日 07:00