●心が強い人はみな、「支える言葉」をもっている(著:齋藤 孝)より
※吉田松陰(よしだしょういん):
幕末期に活躍した儒学者・教育者・思想家。
松陰は、松下村塾を設立し、明治維新に大きな影響を与えた高杉晋作や伊藤博文など多くの志士を育成しました。
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吉田松陰は、1854年(嘉永7年)にアメリカのペリー艦隊の黒船への密航を試みましたが、幕府に阻止され失敗しました。
陸に返された松陰は、死刑を覚悟しつつ自首します。
そして、下田から江戸へ護送されているときに「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」と詠んだのでした。
自分が捕まるというのは「私」のこと。
「公」のことを考えれば、黒船に乗り込み、敵を知るべきだ、そうするのがベストだと松陰は思ったのです。
大和魂という言葉は、後に軍国主義の宣伝文句に使われてしまったため、特攻隊の精神のようにイメージするかもしれません。
しかし本来、古くから続く日本の精神の意味です。
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大和魂といえば、松陰の辞世の歌にもあります。
「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」
松陰は安政の大獄で刑死します。
享年 29。
投獄され、処刑を待つだけとなったときに、松下村塾の門弟たちに宛てて書いた『 留 魂 録』の冒頭に記しているのがこの辞世の歌です。
私より公を優先させるとすれば、自分自身にとっては不利益だったり、大きな苦労を背負ったりするでしょう。
しかし、 自分のことを考えないから、逆に気が楽になる面もあります。
いったん自分の利益から離れて、公のために生きてみようと思ったときに見えてくる青空の美しさよ。
仕事の場面でも、自分の仕事のやりがいについて考えると苦しく、迷いが出るけれど、チームやお客様のためだと考えれば頑張れるということはあるはずです。
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【コメント】
平日・休日全てが仕事で覆い尽くされてしまっています。
会社のために考えているというより、同僚たちの頑張りを無駄にはできないという方が強いです。
会社というより、他者のためです。
吉田松陰のような大きな志、目標ではありません。
故に、こういう生活に戸惑いもあります。
しかしなぜか、こういう生活をしている方が、物凄く健康なんですよね。
周りの同世代が衰えに困っている中、そういうものは幸いありません。
良い塩梅で、常にエンジンが回っているからなのでしょうかね。
仕事があるから早寝早起きの生活を維持しているとう面もあります。
何もしない休日は、ダラダラしてしまいがちですから。
どうやら世の中から、「老後」という概念が消えかけているようです。
なぜなら、60歳代・70歳代でも働いている人が多いからです。
社会と接点があり、仕事をしているから規則正しい生活に矯正もされる。
そういうのも悪くないですね。
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