2025年09月19日

不自由を常とおもへば不足なし〜徳川家康

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●心が強い人はみな、「支える言葉」をもっている(著:齋藤 孝)より


徳川家康は、現代の日本にも大きな影響を残す江戸時代の開祖となった人です。


「人の一生は重荷を負て遠き道を行くが如し いそぐべからず」という言葉は、家康の死後、「 遺訓」として伝えられています。

「人生は、重い荷物を背負って長い道のりを歩き続けるようなものなのだから、焦らずゆっくり進みなさい」 ということです。

家康の言葉はそれを比喩にして人生における辛抱、忍耐を説いています。
実際、家康は長くつらい時期を耐え忍び、焦らず機が熟するのを待って天下統一を果たしました。

家康が征夷大将軍となって江戸幕府を開いたのは、 61 歳のときです。
急ぐべからず……で、ついに天下統一を果たしました。
なんともすごい、長期的視野、遠大な計画の持ち主です。

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私たちはさまざまな目標に向けて計画を立てますが、 焦るあまりに早く諦めてしまう こともあります。
成果が得られなくても辛抱強く続けるとか、時期を待つとかいうのはなかなか難しいものです。

家康の人生を考えてみれば「まだまだ」という気になるでしょう。
最初から目標を長期的に考えて、粘り強くやっていこうとすれば、挫折もしにくくなるはずです。

徳川家康の「遺訓」は役立つ言葉のオンパレード 「遺訓」の全文は次のようになります。

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人の一生は重荷を負て遠き道を行くが如し 
いそぐべからず  
不自由を常とおもへば不足なし  
心に望みおこらば 困窮 したる時を思ひ出すべし  
堪忍 は 無事 長久 の基 
いかりは敵とおもへ  
勝事ばかり 知 て まくる事をしらざれば害 其 身にいたる  
おのれを 責 て人をせむるな  
及ざるは過たるよりまされり

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「不自由を常とおもへば不足なし」。

たとえば理想の結婚を思い描きすぎていると、実際は不足だらけになります。
しかし、 そもそも不自由なものと思っていれば不平不満も減る でしょう。

現実をどうとらえるかで、幸不幸は決まるもの。
不自由がいいわけではありませんが、良い精神状態を保つうえでは「不足なし」と思えるほうがいいのです。


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「いかりは敵とおもへ」 もいい言葉です。
人に対してカッとなったとき、敵は相手なのではありません。
自分の中にある怒りこそが敵なのだ ということですね。

怒りの感情は、ゆっくり呼吸をしながら5秒 10 秒待つだけでかなり消えていきます。


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【コメント】


格差社会が加速しています。


賃金だけではなく、労働量にも格差が出ています。
「静かな退職」と言ってマウントを取る人もいますが、いずれしっぺ返しされるでしょう。


不平不満はどういう立場にいても出てくるものです。
それを怒りあらわにしたところで、解決はしません。


行動して解決できる場合は、行動します。
相手がいることだから、すぐ動きます。


自分の内側に現れる負の感情。
これを鎮めるには、難しいものが確かにあります。


0か100。
そういう極端な思考の時に陥りやすいように思います。


世の中、そう極端ではないことを受け入れられるかどうか。
いつでも客観視できる状態になれるわけではありませんが、それを心がけたいものです。

Posted by kanzaki at 2025年09月19日 07:01