(NIPCOM 第16回プラモデル展示会より)
●知性の磨き方(齋藤 孝)より
(福沢諭吉が曰く)「他人の能力を羨まない」とは、裏を返せば、自分の能力や自分にできることが何であるかを常に問う、ということでもあるでしょう。
そしてこの考え方は、ある意味でとてもデカルト的です。
デカルトが『 方法序説』において辿り着いた真理「我思う、ゆえに我あり」とは、あらゆるものはその存在を疑うことが可能だが、あらゆるものを疑っている、私という存在がいるということだけは疑い得ない。
したがって私は存在する──ということでした。
これは、ものごとの判断を下すにあたって、判断の基準を他人に依存することなく、すべてを自分自身で整理し、順序立てる、という姿勢にもつながります。
実際にデカルトは『方法序説』において、あらゆることを自分自身で徹底的に判断する思考方法を生涯続けたことで、不安と後悔から脱却できたとも語っています。
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【コメント】
進化生物学者の長谷川 英祐さんがこんなことを言っています。
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科学では「〜は無い」ということを証明することはできません。
「〜がある」という場合にのみ、それがあるということが証明されるだけなのです。
例えば、イギリスのネス湖で目撃されたとされるネッシーの捜索は何度も行われていますが、見つかっていません。
しかし、「いないのではなく見つかっていないだけである」という可能性を否定することはできません。
「〜は無い」ということは科学で証明できないのです。
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ある意味、「存在」についての定義とも言えます。
日々、対面する仕事は「存在」します。
存在するけれど、ある意味、ふわふわしたところもあります。
目に見えて触れられるモノだけが仕事じゃないですからね。
ふわふわしているから、どれが正しいゴールだとかは言えません。
いろんな選択肢、行為の中で出来上がるので、◯×で判定できるテストとは違うのです。
いろんなやり方があるからこそ、他人依存で働く人、自分を軸に働く人、いろんなタイプがいます。
「判断の基準を他人に依存することなく、すべてを自分自身で整理し、順序立てる」という姿勢。
こういう人は強い。
能力もさることながら、脳の前頭葉をガンガン駆使するので、その効果でストレスにも強いです。
そういう姿勢で臨みたいものです。
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