(NIPCOM 第16回プラモデル展示会より)
●本には読む順番がある(著:齋藤孝)より
(哲学は)難しい哲学問題だけでなく、日常のさまざまな問題に向き合う上で大変参考になります。
ニーチェの著作は、哲学者の書いた文章としては非常に読みやすいと言えます。
入門書としては『ニーチェ入門』(竹田青嗣/著 ちくま新書) がわかりやすく、要点をおさえています。
キリスト教の理論に従ううちは、人間は全知全能の神の前に負い目を負わされ、鎖につながれた状態です。
ニーチェは、そこから脱して人間の本来の能力を自由に開花するべきだと考えたのです。
そんな自由な生き方をしようとすると、必ず足を引っ張ろうとする連中が現れます。
自分はこれだけ我慢しているのに、お前だけ勝手なことは許さないぞ、という怒りや嫉妬。
ニーチェはこの負の感情を「ルサンチマン」と呼び、最も嫌いました。
人間の可能性を押し潰しているのは、もはや神の存在ではありませんでした。
一見、神に従っているように見えながら、自分を抑圧している人たち。
被害者意識を持ちつづけ、同調圧力を加えようとする、人間たちの「ルサンチマン」だったのです。
神の存在を否定し、ニヒリズムの元祖のように思われるニーチェですが、じつはその背景にあるのは徹底した人間主義であり、人間賛歌なのです。
だからとにかく力に溢れて明るい!
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【コメント】
「ルサンチマン」の解説を読むと、現代の日本社会そのものを表現しているかのように思います。
自由な生き方に対し足を引っ張ろうとする連中・・・。
しかし、現代の日本において自由な生き方をする人にも、ひとつ考えてもらいたいです。
そういう人にはそういう性格に向いた場所があるということを。
それなのに、無理やり適正でない場所で活躍しようという人がいます。
とても多いのです。
それじゃあ、周りの人と協調して動くことはできないですよね。
自由な生き方だけではありません。
人によって才能も性格も異なります。
全員が生き生きとできる環境なんていうものはありません。
これだけ世の中は広くて、いろんな環境があるのです。
自分に適した場所というものを考えるのも良いかなと思います。
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