(NIPCOM 第16回プラモデル展示会より)
●古典が最強のビジネスエリートをつくる(著:齋藤 孝)より
※谷崎潤一郎 『文章読本』
この本は、私が高校生のときの課題図書になっていました。
面白かったのは、 とにかく「伝わる」ことが大事だから、文章は短く明確に書け、 ということを言っているところです。
谷崎潤一郎は、文学はともかく、事柄をしっかり伝える、相手に分からせるということが大事なので、簡潔に書け、ということを勧めているのです。
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文学者の中では、志賀直哉が小説の神様と言われました。
なぜかというと、彼の文章は一個一個が短い。 すごく短いのに、きちんと伝わってイメージが膨らむ。
だから、上手いと言われていたのです。
短いメールなのに、言っていることが分かる。挨拶文が最初にあって、「先日はどうもありがとうございました」の後、すぐスパッ、スパッと三行ぐらいでだいたい言いたいことが分かるようにすると、この人は頭がいいな、と思われます。
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自分がメールを書くとき、作文を書こうと思わず、まず伝えるべき優先順位の高いものから順に、箇条書き風に、一、二、三と書いてみましょう。
改行をその都度して、スパッと見えやすいようにする。これがメール時代の文章術です。
大事なことから順番に、スパッ、スパッ、スパッと箇条書き風に書いていく とよいです。
手紙ではなく、情報を相手に伝えることが目的だから、実務的になって構わないのです。
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コツとして、 最初と最後に、少し体温のある言葉を入れていく。
例えば食事に誘ってもらった男性にお礼メールするときは、文章の最後のほうに、
「あのお店は美味しかったですね。またこういうお誘いがあると嬉しいです。ではまた」
と言うと、体温が維持されるのです。
肝心な部分の要点をまとめてから、短いフレーズで書いて、簡潔にまとめていく。
それは谷崎お勧めの文章術でもあるし、話し方のコツでもあります
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【コメント】
どこまで読んでも「。」が出てこない。
一つの文章が長く、いろんな情報がつまりすぎている。
そんな文章を読んだことはありますか?
書籍にされている文章は、作者の他、編集者がチェックしているので、まともな文章が多いです。
SNSはものすごく短い文章だから、割りかし読解しやすい。
しかし、SNSに慣れすぎた人が、ひとたび長文を書こうとすると、うまく制御できなくなります。
変な修飾語で盛ることはしない。
「雨が降っている」ならば「雨が降っている」と素直に書く。
相手にわかりやすく伝えることを意識したいものです。
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