2025年07月16日

判断の軸は「やりたいか・やりたくないか」

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●超約版 論語と算盤(著:渋沢 栄一、渋澤 健)より


個々人の努力や能力ではいかんともしがたい変化を「自然的」順境・逆境という。  


自然的逆境は偉大な人物の試金石である。
とはいえそれに対する特別の 秘訣 はない。
ただ、その逆境が、自己の本分であると覚悟するのが唯一の策だろう。


いいかえれば、「あきらめること」だ。
足るを知って 分 を守り、いかに焦っても天命だから仕方がないと思えば、心は安らかになるに違いない。
自然的逆境にある場合、天命に甘んじて、来たるべき運命を待ちつつ、たゆまず勉強することだ。

一方の人為的逆境に陥った場合、自分を省みて悪い点をあらためるよりほかはない。
世の中の多くのことは、みずから招いたことで、自分からこうしたい、ああしたいと奮励すれば、大概は意のままになるものだ。

しかし多くの人はみずから幸福になる運命を招こうとせず、かえってみずから逆境を招くようなことをしている。
それでは順境に立ちたいと思ったところで、かなえられるはずがないではないか。


監訳者からのアドバイス


逆境にいるときにはできないことが多くなります。
ただ多くの成功者の判断の軸はできる・できないではなく、やりたいか・やりたくないか、です。
逆境にいるときにも志をもって実践していれば、やがてできるようになり、順境を招くのです。


※※※※※


【コメント】


会社員の仕事の多くは、仕事だからやっているのであって、自らやりたいと思う内容は少ないものです。


しかし、そういう仕事も、「やらされている」と感じて行うか、「主体的にやる」と感じて行うかで、随分と立ち振舞いも変わってくるものですよね。


また、「主体的にやる」と、ストレスに対しても強い抵抗力になるように感じます。


「静かな退職」という言葉が広がる昨今ですが、私は好きになれない内容です。


主体的にやると言っても、全員が全員、スーパーマンのような能力で活躍するわけではありません。
大抵は、長期に渡って地味にコツコツとやっていく姿勢です。
「抗う」という言葉が相応しいかも。


指示してやらされるのではなく、先を見据えて、どう行動するか考える。
「静かな退職」思考の人には無い考えだと思います。

Posted by kanzaki at 2025年07月16日 07:04