神崎のナナメ読み

多くのタスクを素早く片づけたいときは、一つひとつを集中して行う

●ムダがなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術(著:望月 俊孝)より

※多くのタスクを素早く片づけたいときは
×　マルチタスクでおこなう
○　1つひとつを集中しておこなう

認知神経科学者デイビット・E・マイヤーによれば、 マルチタスクにより、その人の生産性は40％もダウンする そうです。

1975年のトロント大学の実験では、 マルチタスクによる作業の切り替えの連続により、タスク完了の時間が50％増える上に、ミスも最大50％増えたことがわかりました。

結局のところ、 もっとも効果的でストレスの少ない方法は、1つずつ集中してこなしていく「シングルタスク」 なのです。

そのために役立つ方法が「タイムブロッキング（チャンキング）」 です。 　
これは「1つのタスクに集中して取り組む時間を確保しておくこと」 です。

まずは20分程度から、1つのことに集中する体験を始めてみましょう。
「1つのことに集中するって、気持ちいいなぁ」と思えたらしめたものです。

※※※※※

【コメント】

私も上記に同感します。

複数の案件があると、一つをやっている間も、頭のどこかで別の案件が気になるのは事実です。
結構、心理的に焦ります。

しかし、ここは我慢。
特に、他の案件より大きく・複雑なものは、じっくりと目の前の事に集中した方がいい。

その大きなことを終わらせるとホッとするもの。

そして、他の些末なものをどんどんやってのけられるエネルギーが湧いてきます。

※

コップの中に、大きな石、中くらいの石、小さな石、砂を入れる場合、大きな石から入れていったほうがいい。

大きな石を最初に入れることで、コップの容量を最大限に活用できます。
大きな石を入れた後、中くらいの石、小さな石、砂の順に入れると、それぞれの隙間を埋めるようにして、全てのものをコップに入れることができます。

心理的に焦るかもしれませんが、まずは大きな石に相当する案件を片付けましょう。