●14歳からの「論語」(著:ヤギ ワタル、齋藤 孝)
学んで思わざれば則ち罔 し。
思うて学ばざれば則ち殆し。
(為政第二)
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「外からいくら学んでも自分で考えなければ、物事は本当にはわからない。
自分でいくら考えていても外から学ばなければ、独断的になって誤る危険がある」。
孔子は、知識がなければ思考力は蓄えられないし、知識ばかり詰め込んでも、思考力がなければ現実の役には立たない、と言っているのです。
大切なのはどちらにも偏らず、両者のバランスを取ることでしょう。
たくさんの知識を持っていても、それを行動に移さなければあまり意味はありません。
何かアイデアが浮かんだら、まずやってみることです。
うまくいかないこともありますが、その時には「何がダメなのか」と考え、学び、もう一度やってみます。
そのくり返しを通すことで知識と思考は両輪になり、成果となるのです。
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【コメント】
大昔、既にこうやって現代にも通ずる「バランス」を語っていることに驚きます。
学んで行動する。
実行後に検証する。
それを次の行動にいかす。
PDCAサイクル。
学んだことをアウトプットする。
これをいかに継続できるかですよね。
善い行いも、その場限りでは駄目です。
続けなくてはいけない。
SNSの発展とともに、承認欲求ばかりが高まる昨今。
その場限りで終わらせることが多い。
ですが、本当に大切なことは、目立たずとも続けていきたいものです。
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