●「疲れない身体」をつくる本 あらゆるストレスをため込まない毎日の習慣(著:齋藤 孝)より
(元野球選手の)長嶋茂雄さんは言葉にも特徴があって、どれも面白いのですが、中でも強く印象に残っているのは、「千本ノックを受けると調子が良くなる」と言っていたことです。
長嶋さんは疲れると、からだからムダな力が抜けて、必要最小限の力で動くようになるので、自分のテンポというものが出てきて調子が良くなる、と言うのです。
彼は、 疲れたときに初めて出てくる「自分のテンポ」をつかむために、一〇〇〇本も一万本もノックを受けていた のです。
「深いな」と思いました。
そして同時に、これは他の物事にも応用できるのではないかと思いました。
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本も一万冊ぐらい読むと、一万一冊目にはものすごい高速で読めるようになります。
一万冊も読む人はあまり多くないかもしれませんが、少なくとも一〇〇〇冊読んだ人には、一〇〇一冊目というのは、明らかに違いが感じられるはずです。
この一〇〇一冊目を読む速さが、長嶋茂雄さんが言う「自分のテンポ」なのでしょう。
限界を突破するような反復を積むと、人は力の抜き方を覚えることができる、ということです。
このように考えると、大量の読書でも、大量の仕事でも、とにかく限界を超えるような「大量を経験してみる」ということが、「疲れない身体」をつくり、それをさらにステージアップさせていくためには必要なのではないか、と思えてきます。
これはある意味、周囲の「ムチャ振り」に 応えていくということにもつながります。
ムチャ振りとは、自分のキャパシティを超えた要求だからです。
無理な要求に必死に応えるようにしていると、知らない間に能力がアップするので、通常の業務に戻るとのように楽に感じます。
この余裕が、たぶん最終的には「何をやっていてもあまり疲れない」「ほとんどのことが遊んでいるように楽しめる」という感覚に がっていく のだと思います。
パニックになるような激しい中で静かな自分を保つ精神力の強さも同時に養ってくれる、最強のトレーニング法だということです。
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【コメント】
ワークライフバランスと言われている昨今。
なかなか上記のようなことを大声で言えなくなりました。
しかし、真実でもありますね。
私自身、今日に至るまで、周囲の「ムチャ振り」に応えて働いてきました。
私と同じ担当をそている人は、他社だと精神疾患で倒れ、会社を辞めているそうです。
まあ、分かりますね、それ。
多分、辞めて正解だと思います。
私はあえて、不正解の道を歩んでいるように思います。
おかげでいろんな事を経験をできたので、それは良かったと思います。
このあと、どういう道を歩んでいくのか?
「何をやっていてもあまり疲れない」
「ほとんどのことが遊んでいるように楽しめる」
という感覚を維持したいと思います。
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