●14歳からの「論語」(著:ヤギ ワタル、齋藤 孝)より
君子は人の美を成す。人の悪を成さず。小人は是れに 反す。 (顔淵第十二)
万能の人間などいません。
せいぜい一つか二つの分野にすぐれていれば、その人は優秀なのです。
つまり、リーダーはメンバーたちの弱みはカバーし、強みを存分に発揮できるように環境を整える必要があります。
それでこそ、組織は総合力を発揮できるのです。
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「君子というものは、人の美点を励まして向上させ、逆に悪いところは正してなくさせる。
小人はこれとまったく逆のことをする」。
「小人」は度量が狭く、徳のない品性の劣った人という意味です。
そういう人が上に立つと、下の者は苦労が絶えません。
「何事かを成し遂げるのは、強みによってである」と経営学者のピーター・ドラッカーは言っています。
リーダーが成果を上げるためには、短所や弱み、ましてや好き嫌いで人を判断しないことが大切です。
人のポジティブな面を見抜き、長所や強みを思い切り伸ばしてやれば、成果はおのずから上がります。
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【コメント】
短所や弱み、ましてや好き嫌いで人を判断しないこと。
私は出来ているのだろうか。
完璧には出来てないだろうなあ。
どういう姿勢で臨めばよいか。
おそらく、「まずは相手の話しを聞くこと」でしょうね。
へんなフィルターをかけずに、まずは話しを聞く。
一旦、受け入れることで互いに距離が縮まり、物事がうまく進展していくように思います。
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