2025年06月29日

映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』の感想〜「鬼滅の刃」みたいなアクション映画でした

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●映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』公式サイト


監督:小池健
原作:モンキー・パンチ
脚本:高橋悠也
声優:栗田貫一、大塚明夫、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一


【あらすじ】
モンキー・パンチ原作の人気アニメ「ルパン三世」シリーズの劇場版。
ハードボイルドな作風とスタイリッシュな演出で知られる小池健監督による「LUPIN THE IIIRD」シリーズの劇場版で、「ルパン三世」シリーズとしては、1996年に公開された「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」以来となる2D劇場版アニメーションの完全新作。


ルパン三世と仲間たちは、彼らに刺客を送り続けてきた黒幕の正体と隠された莫大な財宝を暴き出すため、世界地図に存在しない島を目指す。


しかし島に近づいたとき、乗っていた飛行機が何者かに狙撃され、撃墜されてしまう。
一行が不時着したその島は、朽ち果てた兵器や核ミサイルが山のように積まれ、かつて兵器として使われ捨てられた“ゴミ人間”たちが徘徊する、まるで世界の終わりのような場所だった。


霧に覆われたその島には、24時間以内に死をもたらす毒が充満し、逃げ場はない。
島を支配する謎の男ムオムは“不老不死”を掲げ、選別と排除によって世界の支配をもくろんでいた。
銃も刀も通じない“死なない敵”を前に、ルパンは過去と誇り、そして盗人としての矜持を懸け、知略を尽くした戦いに挑む。


2025年製作/93分/PG12/日本
配給:TOHO NEXT
劇場公開日:2025年6月27日



『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』本予告【6月27日(金) ROADSHOW】ルパン三世 2D劇場版アニメーション完全新作 主題歌:B’z


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【感想】


客席数が少ないスクリーンでの鑑賞とはいえ、20時スタートの回で8割埋まっていました。
客層はシルバー世代から若い人まで幅広いです。


オリジナル劇場版の上映が久々という理由だけで観に行きました。
まったく事前情報無し。


10年ぐらい前から始まった「LUPIN THE IIIRD」シリーズ(小池健監督)の集大成らしい。
冒頭の数分で、この劇場版までの話しのあらすじが展開しました。
「続き物で、その最終回なのね」と理解。
初見でも、まあ問題ないです。


劇場版1作目「ルパン三世 ルパンVS複製人間」につながる内容なので、マモーも登場します。



スタイリッシュでかっこいい。
けれどルパンというより、「鬼滅の刃」みたいなアクション映画でした。


隔離された島で、少年ジャンプの敵キャラみたいな人外と戦い続けます。
この話しの前日段であるシリーズを観てなかったので、劇中の敵キャラはよくわかりませんが、戦闘能力・戦い方で区別ぐらいはできます。


アクションものとしては充分楽しめますが、私の知ってるルパンという感じじゃないです。
本当、ジャンプ漫画をみている感じです。
そういう視点でなら、スピード感もあるし、楽しめるかと思います。


あんな人外敵キャラに対し、いくらルパン一味とはいえ、特殊能力なしによくまあ死なずに戦えるなあと。
そういう無敵モードな主人公たちという部分も、ジャンプ漫画的かなと。



劇中の島は、毒ガスの霧で覆われているので、主要キャラ達は、いつもの本調子ではありません。
ルパンの魅力であるオチャラケな部分もない。
終始つらそうな感じ。


メインは、ムオムという不死身の敵キャラとの戦い。
ドラゴンボールZとかに出てきてもおかしくないルックス、そして破壊されても再生して戦い続けるマンガチックなラスボスです。


戦っても戦っても再生してくる。
そこは、ルパン。
知能で勝利します。


ルパンはなんとなく、都会の雰囲気が似合っているし、お宝争奪の中、いろんな相手との駆け引きが魅力な作品と思っています。


今回みたいなジャンプ漫画みたいなアクションものも良いですが、これで一区切り。
また別の視点で描くルパンの新シリーズを楽しみにしたいと思います。

Posted by kanzaki at 11:40
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