●老いの整理学 (著:外山 滋比古)より
嫌なことは忘れればいい。
そのために、われわれは忘却の能力をもっているのだと考えるのである。
記憶のいいのがよい頭、覚えが悪く忘れっぽいのは劣る頭と決めつけている。
それが自然の理を無視していることに気付かないのは、人知のおくれである。
記憶があれば忘却がある、忘れがなければ危険である、ということをわれわれは、よく理解していない。
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記憶するだけで、忘れなければ、頭は記憶でいっぱいになり、破裂する。
そうさせないためには、忘却によって整理しなくてはならないのである。
よく整理された頭のはたらきは活発であり、新しいものを取り入れる力も高まる。
つまらぬもの、嫌なこと、心配ごとなどを忘れる。
その忘却作用は、もっとも多く、夜の睡眠中におこなわれる。
それをレム睡眠と呼ぶが、だれでも、一夜に数回、レム睡眠を起こしている。
朝の目覚めが爽やかであるのは、夜の間に、忘却によってゴミのようなものが捨てられるからである。
忘却不全だと、頭は重い。
いちいちくよくよするのは賢明ではない。
さっさと忘れるのである。忘れてしまえば世は泰平である。
忘れるがカチ。
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【コメント】
忘れることの大切さ。
確かにそうですね。
けれど大抵、そう説く人に限って、相手が忘れていると怒り出します。
「残業はするな。仕事を今の3倍効率化しろ。但し、人員は増やさないし、給料もアップしない」
そう言っているのと変わらない。
人間、忘れたくなくてもどんどん忘れてしまいます。
最近は、NotionやEvernoteのようなツールが補完してくれます。
しかも、一人で完結ではなく、チーム全員で作成・共有が可能です。
そこへ、AIも助けてくれます。
冒頭で言っているのは、沸き起こった嫌な感情を忘れるということなんでしょう。
事実を忘れるとか、対応策を何もしないことではないことは理解しています。
マイナス面に陥る感情は置き去って、前へ進んでいきましょう。
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