徳川家康は75歳まで生きました。
43歳の時、背中にできた腫癌が悪化し、生死をさまよう重体になりました。
それをきっかけに、「長寿こそ勝ち残りの源」と語るぐらい、人一倍健康維持に努めるようになりました。
死因は胃がん(鯛の天ぷらで死んだのは誤り)。
日々の食生活に気を使い、中国から取り寄せた書物などから本草学を学び、自ら薬研を操り薬を調合し服用していました。
江戸時代に編纂された「徳川実記」には、彼が実践した健康法が記されています。
1,麦飯、豆味噌の粗食に徹する
2.高齢でも肉を食する
3,鷹狩りで運動不足を解消
4.茶の湯、香木を焚いてストレスを解消
5.薬学を学び、活用する
(医学博士でエッセイスト・武井こうじさんの解説より)
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100歳以上の長寿者がいつも食べているものの調査データにこんなものがあります。
週3日以上食べるものは?
1位 豚肉
2位 豆腐
3位 鶏肉
4位 鮭
5位 キャベツ
6位 納豆
7位 ヨーグルト
8位 リンゴ
9位 サバ
10位 梅干し
野菜が少なく、肉と魚が多いです。
肉を多く食べると、脳の働きを活発にして認知症などになりにくいとも言われています。
家康が、肉の大切さを知っていたのには驚きました。
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「茶の湯」でストレス解消もいいですね。
乱世は常に、交感神経が刺激されており、血管の収縮や高血糖などが起きる他、不眠に陥りやすいです。
抹茶に含まれるカテキンは血圧上昇を抑え、テアニンは抗ストレス作用・リラックス効果があります。
また、疲労回復成分のカフェインやビタミンも含まれます。
茶会を開くことで興奮した神経を鎮めていたのです。
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「徳川実記」に書かれている内容って、現代のお医者さんが健康のアドバイスしたかのような感じですよね。
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