●『下町和尚の生き方放言許せないを気にしない。』(名取 芳彦 著)より
「忙しくても『忙しい』と口にしないほうがいい」は、時々耳にする諫言(忠告)。
その理由はいくつかあります。
「忙は心を亡くすと書くから」というのが一つめの理由です。
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もう一つは「忙しいとほかの人への心配りがおろそかになるから、『忙しい』を口癖にしないように気をつけなさい」という警告です。
何気なく使ってしまう「忙しい」は、大切なことを忘れている心の赤信号なのかもしれません。
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「最近、どうですか」「ええ、おかげさまで忙しくって」「それは何より。暇しているよりずっといいですよ」──こんな流れるような挨拶のなかで「忙しい」を使うならいちいち気にすることはないでしょう。
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忙しい時よりも、暇な時のほうがずっと多くのことを得られるとはいえ、忙しいことは悪いことではありません。
問題なのは「忙殺」と言いたくなるくらいの忙しさでしょう。
忙しさの陰で失われるものもあると知って、「忙中の閑」にそれを補充しましょう。
本書を読むのも、その一つ。
忙しさに振り回されず、やるべきことを手のひらの上で上手に回していきたいものです。
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【コメント】
今週で仕事納めの方も多いことでしょうね。
師走ですから、泣きたくなるぐらい慌ただしいものです。
確かに「忙しい」という言葉はあまり使わないほうが良いですよね。
相手を思いやる気持ちがおろそかになるのは、確かにうまくありません。
心は相手を思いやる気持ちで満たしましょうね。
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