●『下町和尚の生き方放言許せないを気にしない。』(名取 芳彦 著)より
【粋な人になる】
条件付けをしないで、あるいは見返りを求めずに、何かをさせてもらうのは、心に余裕がないとなかなかできるものではありません。
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見返りを期待したところで、たいした対価がないことを人生で何百、何千回も経験すれば、見返りを期待しているバカらしさにおのずと気がつくでしょう。
そうするうちに、見返りに執着することが少なくなり、それに反比例して、見返りを求めないで何かをすることに、すがすがしさを感じるようになります。
こうなれば「粋な人だねぇ」と言われるようになります。
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【コメント】
「バカらしさにおのずと気がつくでしょう」というところがポイントなのかと思います。
つまり、「諦める」ということでしょうか。
諦めるというのは、ネガティブな感じもしますが、「諦める」は「明らかにする」という意味でもあります。
そうやって、凝り固まった執着から開放されるのが大事なのかなと。
いろんな意味で「反撃」したければ、諦めるところから始めるのが良いと思うのです。
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