2023年12月26日

嫉妬と不幸と幸せ

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●『気にしない練習———不安・怒り・煩悩を“放念”するヒント (三笠書房 電子書籍)』(名取 芳彦 著)より


人の感情の中に嫉妬というやっかいなものがあります。
この心が芽生えると、どうにも心おだやかではいられません。

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ここでも「比べる」ことがキーワード。
自分の持っている物で満足すればいいのに、他の人が持っている物と比べてしまうから自分が苦しみます。

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いずれにせよ、人をうらやんだ時も、自分への愛情が他に向けられるゆえの嫉妬の感情が起きた時も、「私は今、幸せではないのだな。だから比べたがるのだな」と分析する冷静さは持ちたいもの。
そうすることで、幸せの糸口が見つかります。

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【コメント】

嫉妬という感情は、あまりよろしくないものです。
しかし人生を振り返るに、ある意味、人生転機の原動力になっているのも事実です。


このままじゃあかんと、奮起したのも嫉妬が原因。


この人間と付き合っていたら、自分というものが萎縮したまま成長できないと前進できたのも嫉妬が原因。


嫉妬が怒りにも似た感情に変化して、それが原動力になったのも事実です。
当然、そんなのが原因ですから、後悔や失敗だってあります。
けれど、こうやって生きてこれたのも事実なのです。


大人しく人生をとぼとぼ歩いていくのもありです。
しかし人間、そんなテンプレート通りには生きていけません。
いろんな感情があるからです。


自分がこの2023年の年末に、こうして生きているのはありがたいことです。
そこまでの選択の数々も、そう間違ってはいなかったのだと思います。
嫉妬も含めて、自分の感情は大事にしないといけないと思うのです。

Posted by kanzaki at 2023年12月26日 06:57