2006年08月21日

立場が変わると怖いね

役員の御遣いで、郵便局へ振込みをしに行ってきました。
預かったお札の枚数は、のように広げると涼しい風が吹いてくるぐらいです。
それを振込み用紙と一緒に、後生大事に郵便局へ持っていきました。

振込み自体は、郵便局の人に用紙とお金を渡すとあっさり終了。
しかし会社へ戻り、振込みの後に郵便局から受け取った「振込み及び手数料の受領書」を見て驚きました。
振込み人である役員の名前(カナ表記)が間違っていたのです。
慌てて振込みをした郵便局へ電話。
すると・・・、

私「あのう、先ほど振込みをしたものなのですが・・・(振込み人の名前が違っていた事を話す)」

郵便局「ああ、さっきの。間違えたの? けれどねえ、電信で振込みしたから、もう訂正できないんだよねえ・・・(かなり上から下に向かって話すような態度・口調)」

私「そうなんですか。何とかする方法ありませんかねえ・・・」

郵便局「しょうがないなあ・・・(端末のキーボードを叩く音)・・・・ああ、出来るわ。訂正できるから来てもらえるかな」

私「あっ、はい。ありがとうございます。それでは、これからすぐに伺いますので・・・」

ここで電話を切って終了。
車を使い、急いで郵便局へ向かいました。

車中、ふと振込みの際の事を思い出しました。
「あれ? 振込用紙を自分で記入した際、何度も確認したから、記入ミスした覚えはないんだけれどなあ・・・」

郵便局に到着。
窓口に、電話応対した年配の郵便局員さんがいました。
郵便局員さんの手元に、私が記入した振込み用紙が置いてあったので見ますと、やはり私の記入は間違っていませんでした。

その郵便局員さんと、実際に手続きした人が、「こちらの処理の間違いでした。すみません」と謝ってくださり、既に再処理した「振込み及び手数料の受領書」を渡してくれました。
その際、謝ってくれたのはいいけれど、偉くテンションも低く、目を私に向けませんでした。

確かに、あんなに横柄な態度で電話応対し、その後に自分達の方にミスがあった事に気付けば、相手に対して気まずさを感じますよね。

私はこの件を通し、仕事上、お客様と接する際、どんな時も相手に失礼の無いような対応をしなければいけないなあと思いました。

ミスは誰にだってあります。
今回の件、最初に振込みに行って処理が終わった際、受け取った用紙を私がちゃんと目を通してから帰れば良かった事です。
だから、全面的に相手を非難するつもりはありません。

しかし、電話での応対が酷く横柄な口調だった事と、再度、郵便局へ行った際にあまり誠意の感じられない謝り方をされたのには、ちょっと引っかかりました。

同じミスをしても、その時の相手様への応対次第で、相手の感情も随分と変わるものだと思います。

それに横柄な態度をとった後、実は自分側に誤りがあり、立場が変わってしまうと、とても気恥ずかしくかっこが付きませんよね。

だから、どんな時も「誠意」とか「誠実」と云う言葉を念頭に置かないといけないなあと感じました。

Posted by kanzaki at 2006年08月21日 19:07