2006年08月19日

居酒屋は憂さ晴らしの場ではなく、楽しむ場(Ni:PUG 8月のオフ会)

昨晩は、Ni:PUGのオフ会がありました。
先月に引き続き、間をあけずの開催。
こうやって趣味を通じて知り合った皆さんと語りあう場と云うのは、本当に楽しいものです。

今回は、はせがわ(あ)さんが県内に帰省されると云う事で、その日程にあわせて行いました。
出席者は他に、とらじろうさんwinnerさん、私。

offkai0608.jpg

上の写真は、皆さんのPalmやW-ZERO3などです。
デジタルデバイスが、食器やグラス、濃い口醤油の瓶の間に雑然と置かれている様は、正にサイバーパンク!(言葉の使い方間違ってます?)
今回のオフ会はとにかく皆さん、よく飲みました。
上の写真に、黄色いスクラッチカードが何枚か映っていますが、これはビールをジョッキで頼むと一杯に付き一枚その場でもらえるものです。
スクラッチすると、商品が貰えたり(TH55の横にあるのは、そのスクラッチで当たった首からぶら下げるドリンクホルダー)、ドリンク無料券と交換できます。
そのスクラッチカードが最後には山になりました。
これだけ飲んだのかと驚き。

日中は、工事現場の外で業者の方と打ち合わせをしていたせいで汗だく状態。
やはり汗をかくと、ビールをウマく感じるせいで、何杯でもいけるのかな?

そういや昨年、とらじろうさんと、来県された右脳さんをおもてなしした際は、右脳さんに「この人たちは化け物だ」と云われたっけ。
あの時も飲む前にジョギングをして汗をかいてから行ったのでした。
ちなみに、「この人たちは化け物だ」と云われた際のエピソードはこちらで。

●右脳^^部屋:【雑談】化け物たちの晩餐(その2)。
http://unoubeya.main.jp/nicky.cgi?DT=20050328C#20050328C

この件で、新潟=酒豪の集う街と云うイメージが、Palm界に浸透したように思います。

はせがわ(あ)さんが、WILLCOM W-ZERO3[es]を持ってきてくださったので初めて実機を触りました。
デジタルガシェット好きにはたまらない「持ち歩きたいオーラ」で満ち溢れていました。
やはり、ジャキッとキーボードが出てくるメカニカル機構がいいですねえ。
ブラウズする際の文字が小さくてもハッキリ鮮明。
タッチパネル採用なので、普通の携帯電話より直感的に操作出来るのもいいですね。
また、お持ちになられた一眼カメラに取り付けた魚眼レンズで見る世界も面白かったです。

とらじろうさんから聞いたお話で印象に残ったのは、「長崎は甘いもの文化」だと云う事。
普通、お菓子などのお土産をよその家へ持っていった際、「つまらないものですが・・・」と云いながら差し出しますが、長崎では「甘くありませんが・・・」と云うそうです(酔っていたので、もしかしたら間違っているかも)。
他にも、歴史を紐解いてくださり、学生時代は歴史にあまり関心の無かった私が、じょじょに歴史の楽しさを感じております。
人の生活の息遣い、匂いと云うものを感じながら歴史を見つめるといいのかもしれませんね。

winnerさんは次の日、お子さんと昆虫採集に出かけるとか。
果たして、成果はどうだったのかな?
winnerさんのお子さん達は、本当に羨ましいです。
物凄いカメラで成長記録を撮影してくれたり、昆虫採集に一緒に行ったり(今年も既にかなりの回数だとか)。
うちの父は生前、船乗りだったせいで普段から家にいなかったし、いても飲んでいるだけだったので、そういう思い出はあまりないものなあ。
その代わり私の場合、中学まで通っていた絵画教室の先生が色々と遊びを教えてくれました。
それまで、セミを捕まえたことも無かったし、竹馬にも乗れませんでした。
絵画教室内で、遊び道具を自分たちで作って、完成したら裏のお寺の境内で遊びましたよ。

他にも色々とあったのですが、それは他の方が書いてくださると思うので、私は別のアプローチで。

今日の地方紙の夕刊にて、居酒屋についての記事が書かれていました。
こじゃれた居酒屋ではなく、昔ながらの大衆酒場です。
ネットで知り合ってオフ会をしているのは、何も私たちだけじゃありません。
最近はコミュニティの手段としてインターネットを利用し、そこで出会った人達がオフ会と称して酒を酌み交わすのが普通になっているそうです。

最近気づいたのですが、オフ会が肌に合う人って、大学時代に出身県を離れて一人暮らしをしていたり、その後も仕事柄、色んなところを点々と移動したり、出張頻度の高い人が多いみたいに思うのですが、どうかな?
そういう生活環境に身を置くと、いわゆる「一期一会」の考えが心にあるので、初めての人とも最初から気さくに笑顔で話せたり、打ち解けられるんじゃないでしょうか。
私の持論なので、一概には云えないかもしれませんが。
私は大学時代のみ県外で一人暮らしをしていて、後は実家生活なので、上記のような生活スタイルじゃありません。
しかし仕事柄、例えば株主様とか、業者の方とか、長期間のお付き合いではない方と会う機会は多いです。
勿論、「一期一会」の精神で丁寧に応対をしているつもりです。
そういえばこの前、電話交換手の人が、とある一般のお客様から電話を受けました。
何でも以前、私がたまたま何かの件でやりとりをさせていただき、その時の応対が非常に良かったから、わが社を仕事で使いたいと云ってくれたそうです。
そういうのを聞きますと、やはり「一期一会」の精神は大切にしないといけないなあと感じました。

同じ居酒屋でも、同じ会社の人達が集うと、ついつい「仕事の憂さ晴らし」に使いたくなるものです。
その場に居ない人の悪口とか、会社の不満とか。
私はどうもそういう、後ろ向き・ダークな酒と云うのが苦手でして、そのせいか余り会社の人とは飲まないなあ。
食事はしますけれどね(アルコールが入らないから、ダークな方向に話しが流れない)。

ところが、今回のオフ会みたいに趣味を通じての集まりですと、そもそもお互い仕事が全くバラバラなので、自分の職場のダークな話しには行かないものです。
「うちの会社の○○さんは、酷いんですよ」と云われても、聞く方はちんぷんかんぷんですし。

私はオフ会等で、自分の知らないお仕事のお話し、仕事上のエピソードを聞くのが好きです。
世界を地理的・物理的に広いとはどうも体感的には感じられないけれど、自分の知らない業界のお話しを聞くと、「世の中は広いなあ。まだまだ私の知らない事が一杯ある」と広さ・深さを感じ取れて嬉しくなります。
自分の知らない事が沢山あると、自分はちっぽけだと感じる人もいるかもしれませんが、私は逆です。
なんだか、冒険スピリッツにも似た感情が沸いて来るんです。

色んなお話しが交錯するのですが、どうやら世間一般も、居酒屋の利用の仕方が変わってきているそうです。
上記にあげたように「仕事の憂さ晴らしの場」ではなく、今は「フリータイムを楽しむところ」に変化しているとか。

確かに、今回利用した場所のような大衆酒場と云うのは気取らなくていいですよね。
美味しいお酒、おつまみ、空間は、会話を楽しむための肴。
そういう肴があるからこそ、表情がほぐれ、背もちょっと丸めて互いの距離感を縮める事ができるのだと思います。

居酒屋での会話って、職場での会話・普段の会話とちょっとまた違う気がします。
職場での会話・普段の会話って、どっちかと云うと世間の話題にのぼっているものを話す傾向があるように思えます。
それは、無難な会話だからだったり、いつも顔を合わせているから話しのネタが尽きているからだったり。
それが居酒屋になりますと、そういう時事ネタは二の次で、自分自身のネタが多くなるように思います(それも、変に気取っていない話し)。
世間とは違う話題。
世間の時間の流れとは違う、自分の見つけた楽しみを語り合う。
自分の見つけた楽しみを理解してくれる人達が集まれば、その場は既に、世間の時間の流れとは別物です。
それが楽しい。

オフ会に参加するようになって、居酒屋と云うものが好きになりました。
いいもんだね。
また次回も楽しみです。

Posted by kanzaki at 2006年08月19日 22:26