神崎のナナメ読み

自分の言葉で娘を捜す母

●部下が持っていたら、一目を置く資格ランキング
http://ranking.goo.ne.jp/column/article/goorank/8221/

1. 司法試験合格で取れる資格
2. 行政書士・司法書士・公認会計士の資格
3. 英語（翻訳・通訳）に関連する資格（通訳技能検定など）
4. 英語に関連する資格（英検・ＴＯＥＩＣなど）
5. 税に関連する資格（税理士など）
6. システムに関連する資格（CISCO・ORACLE関連・テクニカルエンジニア・ドットコムマスターなど）
7. パソコンに関連する資格（P検・シスアド・ワープロ検定など）
8. その他の言語に関する資格（フランス語検定・ドイツ語検定など）
9. 気象予報士の資格
10. ファイナンシャルプランナー関連の資格
11. 中国語に関する資格（中国語検定）
12. 国家公務員・地方公務員の資格
13. 建築に関連する資格（建築士・ＣＡＤなど）
14. 不動産に関連する資格（宅建・不動産鑑定士など）
15. パソコンクリエイティブに関連する資格（ＣＧ・マルチメディア検定など）
16. 小型船舶操縦士（船舶免許）の資格
17. 料理・食品に関連する資格（調理師・野菜ソムリエなど）
18. 簿記の資格
19. スポーツに関連する資格（スポーツ指導者・スキーなど）
20. 衛生管理に関連する資格（管理栄養士・衛生士など） 　　

いろんな資格がありますねえ。
語学関係が割りと多く見受けられます。
海外にて、自分の考えを自分の声で相手に伝えられれば、意思の疎通、良好な友好関係を築き上げられることでしょう。

８日、ストックホルム大マグナ講堂にて、ノーベル賞を受賞する人達の記念講演が行われました。
物理学賞の益川敏英さんは、異例となる日本語での講演を行いました。
スクリーンに英語の字幕を付けての講演なのですが、まあこれはこれでアリなのですが、やはり相手の国の言葉で話せるならばそれに越した事はありません。

さて今日のお題は何かと言いますと、相手の国の言葉を覚えようと一生懸命勉強している女性のお話しです(地元の新聞から引用)。

その人の名前は中村クニさん、65歳。
北朝鮮による拉致の疑いがある特定失踪者、中村三奈子さん(当時18歳)のお母さんです。
失踪から10年以上が経過しました。
三奈子さんが消息を経った韓国にて、直接自分の言葉で行方を捜したいと、拉致被害者の蓮池薫さん(51歳)から捜索に必要なハングルを学び、年明けに韓国へ行く予定です。

私が中村クニさんの存在を知ったのは、蓮池薫さんのドキュメンタリー番組でした。
彼は現在、新潟県柏崎市軽井川にある新潟産業大学の専任講師をしています。
大学の自室に中村クニさんが訪れ、指導を受けている姿を見ました。

中村クニさんの娘・三奈子さんは1998年4月、新潟空港から韓国へ入国した記録を最後に途絶え、2003年に特定失踪者リストに掲載されました。

クニさんは10回ほど韓国を訪れましたが、言葉が分からない為、思うように事が運びませんでした。
そこで昨年5月から新潟産業大学にて、ハングル講座を受講。
授業を担当する同大特任講師の蓮池さんに、「何とか話せるようになって、三奈子の足取りをつかみたい」と相談し、個別で教わり始めました。

また、クニさんは11日午後6時30分から長岡市立劇場で開かれる拉致問題に関する集会の前後に、初めて署名活動を行います。
三奈子さんが自分でパスポートを取って出国している為、クニさんは「拉致ではないかもしれない」と、これまで署名活動をためらっていました。
しかし全く情報が掴めない状況のまま時が過ぎ行くばかり。
そんな事から、出来る限りの事をしたいと署名活動を決めました。
情報の掘り起こしがされ、何か進展があるといいですね。

単に旅行の為に語学を学びたい人も多い事でしょう。
いやいや、それだって立派な動機です。
それがきっかけで話せるようになれば、それは素晴らしいじゃないですか。

ただ、中村クニさんのように、辛い思いがきっかけで語学を学んでいる人もいる事を知って欲しい。
そして、そういう願いを叶えようと、蓮池さんをはじめとする多くの人々がいる事も知って欲しいです。

来年早々、中村クニさんは韓国へ行くそうですが、良い結果が出るといいですね。