神崎のナナメ読み

とにかく、やってみる

●やる気を生み出すには「とにかく、やってみる」
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0910/24/news002.html

大きな目標だけを追っていても仕事のモチベーションは上がらないものだ。やる気を生み出すには「とにかく、手を付けてみる」ことを心掛けるといい。

神ナナでも何回か、上記の記事に似たような事を書きましたね。
ヤル気が出ない時、とりあえず「机の前に座ってペンを持つ」というように、形から入ってしまうのは良いと思います。
その気にさせる環境を作り、意識をそちらへ集中させる事が出来るからです。

朝、休日だと絶対に起きられないのに、平日は仕事があるので朝6時にはちゃんと起きられる人がいます(私の事ですが・・・)。
職場へ行って仕事をするという日常環境・日常習慣があるから、ちゃんと出来るのです。
これも、形から入るという事です。

また、大きな仕事を任されたとき、あまりに大きい内容なので、何から手をつければよいのか分からないときにも、とにかくやってみるのも手です。
形から入ってみて、やりながら方向性、問題点を考えていくのです。

ただしこのやり方で心配があるとすれば、複数人で行ったり、業者も巻き込んで仕事をする場合です。
複数人で行うには、計画が必要となります。
数ヶ月にも渡り、しかも全国の支店を対象とした大きな規模の場合、予め用意されていた計画を多少の修正はあれども、最初から一貫して続けなければ、到底成功はしません。
こういう計画を練るには、「まずはやってみる」という事がしにくいので大変です。
役員決裁まで受けたプロジェクトになりますと、引き返しも出来ませんしね。
だからこそ、公にする前に水面下で計画を練る必要があります。
しかも最少人数で、いくらでも方向転換ができる間に考えます。
こういう時は、自分の頭の中、自分の職場だけで考えても進展しません。
大きな計画の場合は大抵、業者と一緒に行うことが多いです。
その業者ならば、あなたの会社の同業他社の成功事例を知っている事でしょう。
視点を変えて、業者からアドバイスをもらうのも手です。
これだって、「まずはやってみる」と同じ事だと思います。
自分の頭の中で思いつかなければ、とりあえず他人に聞いてみるというアクションを起こしているのですから。
ただし、業者の提案を丸々鵜呑みにする必要はありませんよ。
必ず長所・短所があるはずですから。
自分の頭の中で悩んだ上で業者へ聞いているのですから、多少は知識の下地があります。
だから相手の意見のチェックポイントは分かるはずですよ。

どこかで読んだ本に、「一度読んだメールでの依頼は、その場ですぐに処理をする」という事が書いてありました。

受信したメールを開く→内容を読む→優先順位としては低いから、これは後でやろうと後回しにする。

上記のように後回しにした場合、実際に作業をする際、もう一度メールを読む必要があります。
同じ事を繰り返すのは無駄なので、最初に読んだときに一気にやってしまうのです。
これも「とにかく、やってみる」ではないでしょうかね。

仕事の優先順位というものをよく聞きます。
明らかに最優先事項と分かるものは、確かに存在します。
しかし、そうそう滅多にありません。
大抵は、自分の頭の中で勝手に優先順位を作ってしまっているのです。

優先順位のつけ方として、「相手の地位、自分の立場」「金額」「締切日」「作業時間」いろんな要素があると思います。
特に「作業時間」ですが、これは自分が思っていたのと違う場合が多いです。
試しに後回しをせずに、やってみてください。
大抵は予想した時間よりも短くて済みますから。
だからこそ、「一度読んだメールでの依頼は、その場ですぐに処理をする」なのです。

細々とした業務を後回しにしてばかりいると、だんだんストレスになってきます。
だって、目の前で作業をしているものがいつ終わるか分からないのに、その後もまだ仕事が幾つもあるかと思うと辛いですもの。

タイムスケジュールを作って管理をするのは大切ですが、どんどん手をつけていって終わらせていく方が、よほど計画的です。
まあこれも、大人数で仕事をする場合というよりは、自分ひとりが主体となって単独行動をする場合に限りますが・・・(相手がいる場合、勝手にスケジュールを狂わせるのは難しいし、相手に迷惑です)。

プライベートの時間、特に単独行動する場合は、「とにかく、やってみる」が最大限に有効活用できます。
誰にも縛られないが故に、全く何もしない可能性もあるのですから、行動することが重要になります。
「何もしない贅沢」というものも勿論ありますが、大抵は何もせずに夕方をむかえ、後悔することの方が多いものです。
明日は日曜日。
もし休日でしたら、午前中から思いつくことを幾つもやってみて下さい。
多分、昼までには殆どの事が解決しているはずです。
その上で更に昼から行動をすれば、夜には充実した心の中で就寝につけることでしょう。