2011年05月04日

セブン-イレブンに存在する「ゴールデンゾーン」とは?〜日本の消費者の最大公約数が分かる陳列棚

seveneleventana01.JPG
※新潟市古町という繁華街で撮影した像(イラストじゃありません。写真です)

会社内で義捐金をお願いしたところ、約300万円集まりました。
被災した現地の従業員へお届けしたいと思います。
しかし、本当に深刻なのはメンタルな部分です。
気持ちが折れないよう、心のケアを長期的にしていきたいと考えています。

どの業界でもマーケティングは大切です。
お客様が本当に求めている商品やサービスを作ることは、売る方・買う方の双方にとって有益だからです。

マーケティングと言うと大袈裟過ぎて、ちょっと実感がないのも事実。
雑誌「PRESIDENT」を読んでいましたら、マーケティングの成果を身近でリアルに感じられる場所を紹介していました。

それは、セブン-イレブンの商品棚です。
その中でも「ゴールデンゾーン」と呼ばれる棚に注目してください。
「ゴールデンゾーン」とは、ちょうど手に取りやすい高さの段のことです。
そのゾーンの品揃えを見れば、いま日本で最も売れている商品が分かります。
日本の消費者の最大公約数と言っても過言ではないのです。

欠かさず足を運んで欲しいのは火曜日です。
毎週火曜日は、セブン-イレブン開発の新製品が店頭でお披露目される曜日です。
このとき新商品につけられた価格は、その商品に対して消費者が払える上限価格の目安と思ってください。

例えば、新しい菓子パンが一個120円だったら、同じような商品を10円増しの130円で売るのは無理です。
10円安の110円で売るか、別の付加価値をつけて130円で売るしかありません。

セブン-イレブンには、自社のマーケティング戦略に活かせる情報がたくさん眠っています。
それらをタダで見せてくれるのですから、積極的に店頭に出向いて活用したいところです。

私のようなノラリクラリと独り身で生きてきた男には、コンビニは貴重な存在です。
私にとってコンビには、自宅の冷蔵庫、書棚のようなもの。
また、会社内にもコンビニがあるので、そちらもよく利用します。
多分、社内で一番利用しているのではないでしょうか。

どの系列のコンビニも、様々な工夫をしています。
モノを買うだけの場所ではありません。
例えば、ローソンでは通販の物品受け取りができます。
ネット通販最大手のアマゾンでは、商品の受け取り先を自宅ではなく、近所のローソンに指定できます。
自宅へ配達されても、仕事で家を空けていて、なかなか受け取りが出来ません。
そんな人には、かえって24時間営業のコンビニへ行って受け取った方が確実です。

他にもいろいろな利用用途があるかと思います。
買うだけじゃなく、今回のようにマーケティングに利用するのも、面白い活用方法だと思います。

Posted by kanzaki at 2011年05月04日 23:39