2011年05月03日
「三条カレーラーメン」とは〜新潟県三条市にあるご当地B級グルメ
※大衆食堂正広のカレーラーメン(750円)。iPhoneで撮影
昨日は新潟県三条市へ赴きました。
70年の歴史がある名物「カレーラーメン」を食べるためです。
町工場がたくさんあった1960年代。
職人達は多忙を極め、残業中の食事は出前でした。
高カロリーのカレーラーメンは好んで食べられていました。
寒い冬は体を温め、暑い日はスタミナ料理として最適だからです。
※
このように年配の方々に愛されたカレーラーメン。
最近はB級グルメとして、若い人達をはじめ、三条市以外の県内外でも認知され始めました。
地元の方々が町おこしの一つとして、熱心にアピールをされているからです。
●三条名物カレーラーメン食べ歩きマップ
http://www.curry-ramen.com/
・カレーラーメン大作戦
http://www.week.co.jp/ramen/curry/curry.htm
昔から地元で愛されているものを町おこしに使うのは、大変素晴らしいと思います。
これは考えとして、とても大切な事です。
(参照)
・「犬と鬼」〜東洋文化研究科のアレックス・カーさんが語る観光まちづくり【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002206.html
・「犬と鬼」〜東洋文化研究科のアレックス・カーさんが語る観光まちづくり【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002207.html
※
今回、訪れたのは「大衆食堂正広(まさひろ)」です。
●大衆食堂正広 マサヒロ - 三条/ラーメン [食べログ]
http://r.tabelog.com/niigata/A1501/A150102/15000414/
(下記情報は、お店にあったパンフレットを元に修正)
・店名：大衆食堂正広 （マサヒロ）
・TEL：0256-31-4103
・住所：新潟県三条市石上2-13-38
・交通手段：北三条駅から1,113m
・営業時間：[火〜土]11:00〜14:30 17:00〜23:00、[日・祝]11:00〜15:00 17:00〜22:00
・定休日:月曜日
・席数:86席
・駐車場:16台
17時の開店前に行ったのですが、既に何台かのクルマが待っていました。
県外からのお客さんもいましたよ。
お店はとても大きく、ラーメン屋というより和風レストラン的な内装です。
トイレは男女分かれていますし、清潔感がありました。
女性店員の対応も、とても丁寧でした(県外のお客様にとって、接客応対は非常に大切なポイントですよね)。
カレーだけではなく、定食、蕎麦なんでも用意しています。
今は休止中ですが、天ぷらが乗ったラーメン(750円)なんてのもあります。
カレーラーメンを頼むつもりが「カレイ煮定食(680円)」を頼んじゃうと、ネタとしては良いかも。
一瞬、ウケを狙って頼みそうになりました(お
出てきたラーメンには、カレーライスの定番であるゴロッとしたジャガイモやニンジン、角型豚肉、玉ねぎ等が入っています。
器に、カレーライスで使う金属製スプーンが刺しており、スープはこれで飲みます。
麺は中太麺で、スープによくからみます。
スープを一口飲みますと、カレーそばに使われるような和風醤油で割った優しい味を感じます。
喉を通ると、玉ねぎ等の甘みを感じます。
しかし何口も飲んでいますと、ジワジワと辛く感じてきますよ。
この20種類のスパイスを熟成させたカレー粉のコクは、創業当時からのテイストだそうです。
小さいお子さんは遠慮しておいた方が良いと思いますが、大人には大変満足できます。
お店で勧めているのが、残ったスープにご飯を入れ、カレーリゾット風に食べるスタイルです。
よほど美味しくないとラーメンのスープを飲み干さない私ですが、全ていただきましたよ。
これは確かに人気があるはずだと納得。
三条のカレーラーメンは、お店によって様々なバリエーションがあります。
スープタイプ、かけタイプ、冷やしつけ麺タイプ。
味も辛さも様々。
肉は豚肉もあれば牛肉、トンカツのところもあります。
龍昇園(りゅうしゅうけん。昇竜拳ではない)というお店では、全国初の竹炭を使用した黒カレーラーメンなんてのもあります。
色んな味を楽しんでもらおうと、多くのお店では500円のハーフサイズも用意しています。
各お店にスタンプラリー用のカレーラーメン観光マップがあります。
一日、三条の町をカレーラーメンの食べ歩きで楽しむのもよいかと思いますよ。
尚、三条の町は曲がりくねった細い道が多く、更には一方通行ばかり。
カーナビの案内通りに走った方が良いかと思います。