2013年04月04日

長野県布施町の図書館「まちとしょテラソ」〜会話や飲食がO.K。情報との出会い、人との出会いがある場所

soramachi01.JPG


新聞に、長野県小布施町にある図書館「まちとしょテラソ」が紹介されていました。
「死ぬまでに行ってみたい 世界の図書館 15」にも選ばれた、とても素敵な場所です。


●まちとしょテラソ
http://machitoshoterrasow.com/

・正式名称:小布施町立図書館
・住所: 〒381-0297 長野県上高井郡小布施町小布施1491−2(小布施駅から歩いてすぐ)
・営業時間:9:00から20:00
・蔵書数:約49,000冊
・開館:2009年(平成21年)10月24日
・電話:026-247-2747


●小布施町立図書館まちとしょテラソ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B8%83%E6%96%BD%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%A8%E3%81%97%E3%82%87%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%BD


●死ぬまでに行ってみたい 世界の図書館 15 [トリップアドバイザー Bucket List]
http://www.tripadvisor.jp/TripNews-a_ctr.Libraries



建物がオシャレで注目されています。
この図書館の魅力は、実は外観だけではありません。


会話や飲食がO.K。
それらを容認する事で、読書や調べ物に限らず、いろんな目的で、より多くの人が訪れる場所になっているのです。


友達とのおしゃべりのついでに、目にとまった本を借りる。
偶然に居合わせた人同士が言葉を交わし、新しい交流が生まれる。
情報との出会い、人との出会いの可能性が広がる図書館なのです。



そんな図書館ですから、自家製の漬物を持ち寄って談笑する女性たちを見かけます。
また、隣接するグラウンドで汗を流した小学生は、テーブルに設けられた水道で喉を潤すため駆け込んできます。


館内にはBGMが流れています。
それが聞こえる声量までは、会話が許されています。


カフェコーナーでは食事が出来ます。
閲覧机でも、ペットボトルや水筒などのフタ付き容器なら持ち込みO.Kです。


くつろぎコーナーでは、ソファに寝そべってもいいです。
絵本コーナーは靴を脱いで利用するので、幼児が駆けたり寝転がっても大丈夫。


こうしたアイディアは、住民を中心に検討した図書館建設運営委員会の成果です。
行政と町民が一緒になって、「まちづくり」という観点から生まれた図書館なのです。


図書館は一時、ジャーナリストから「無料貸本屋」と非難されたことがあります。
それは、本の貸出数を図書館同士で競っていたからです。
まちとしょテラソは、そんな考えとは違います。


人々が気負わずに集まれる場所。
よく考えたら、そういう場所って、町の中にあまりありません。
せいぜい、公園とかでしょうかね。
今後、全国各地に、こんな素敵な図書館が出来るといいですね。


私も、月に5冊ぐらいは、図書館で借りています。
たいていは、ネットで予約して取りに行くだけです。
まちとしょテラソみたいな図書館ならば、館内でゆっくり読んでみたいです。

Posted by kanzaki at 2013年04月04日 22:35