少し前なら、「直葬(ちょくそう)」と言われても、誰もその意味が分かりませんでした。
直葬とは、通夜もやらず、遺体を火葬場へ直接運び、火葬しておしまいというものです。
僧侶を呼ばないこともあります。
一方、「家族葬」も普及しています。
従来、「密葬」と呼ばれていたもので、家族だけで行う葬儀です。
多くの死者が高齢での大往生で、家族や親族以外に参列者がいないのですから、家族葬で十分という考えもあります。
家族葬の一番シンプルな方法が、冒頭に紹介した直葬です。
直葬は限りなく遺体処理に近いのですが、医療や介護でお金を使ってしまい、葬儀にお金をかけられない経済事情もあります。
経済事情と死の高齢化によって、家族葬と直葬が普及しています。
実は、すでに大半は家族葬が占めており、関東圏では直葬が5割以上という調査結果もあります。
平均の葬儀費用が200万円を超えるのは、おそらく世界一でしょう。
葬式には、村や一族などの共同体の結束を強める役割がありました。
しかし、都会には、そんな共同体はありません。
これからますます、直葬と家族葬が増えていくことでしょう。
(地元新聞より)
●関連記事:
1年間に120万人以上が死亡しているのに、それだけ多くのお葬式が行われているという実感がない理由
http://kanzaki.sub.jp/archives/002850.html
※※※
【「ひろさちや」という生き方】
宗教評論家の「ひろさちや」さんは、500点以上の著作があります。
1936年(昭和11年)生まれのじい様ですが、老いてますます過激な文体となっております。
●ひろさちや - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%95%E3%81%A1%E3%82%84
この方の言いたいことは、「自由であれ」という事。
つまり、自己肯定です。
収入の範囲で生活していれば、頑張る必要はありません。
ケチになり、友達・見栄・欲望を減らすことで、不安や悩みを減らせば身軽になれるそうです。
身軽になり、空いた時間を家族と費やしていくのが大事。
生まれて、ただ食べて、それなりに田畑で働き、老いて死んでいくというのが、実は一番幸せだと。
私はモノを減らした生活をしています。
色んな意味で身軽になりたいからです。
自分がその先に目指すものは、自由なんでしょうね。
その自由を家族と共有できる一生を過ごせれば最高なんだろうなあ。
一人ぼっちの自由は、私には出来ません。
葬儀が簡略化されつつある理由は、色々とあるだろうけれど、「自由」もキーワードなのかも。
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