●『比べず、とらわれず、生きる (PHP文庫)』(枡野 俊明 著)より
禅の考え方の基本は、「無心無作」にあります。
自分が誰かに行う行為は、すべて無心である。
そこには何の策略も計算もない。
見返りや果報を期待するのではなく、ただその人のことを考えて行う。
そういう生き方こそが、何よりも清々しい生き方であると。
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手助けをしてあげて、相手から感謝の言葉を期待する。
それくらいならいいのですが、そこに形ある見返りを求めることが多い。
それはきっと西洋の「ギブ・アンド・テイク」の発想が染みついてきたからだと思います。
誰かに尽くすことによって、見返りとしての金品を期待する。
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大事なことはおすそ分けするという心であって、物の価値ではないということです。
これが「ギブ・アンド・テイク」と「おすそ分け」の違いです。
見返りだけでなく、相手に求め過ぎることをしてはいけません。
相手に求めることは、すなわち自分自身を生きづらくしているようなものです。
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【コメント】
「大事なことはおすそ分けするという心であって、物の価値ではない」
すっかり忘れていたかもしれません。
「おすそ分け」・・・良い言葉ですね。
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