2024年06月13日

ネガティブは、あり余る体力だ

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●『ナナメの夕暮れ (文春文庫)』(若林 正恭 著)より


※若林 正恭(わかばやし まさやす、1978年〈昭和53年〉9月20日 - )は、日本のお笑いタレント、司会者、俳優、エッセイスト。
お笑いコンビ・オードリーのツッコミ担当。


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このあいだ、飲み会の帰り道、ついに猗茲譴襪吻瓩隼廚辰討靴泙辰討箸討眸瓩靴させちになった。

 
飲み会が疲れることなど酒が飲める年齢になった時からずっとなのだが、この日は何が悲しいって爐椶が尊敬するモノ作りに励む人たちの飲み会瓩竜△蠧擦豊猗茲譴襪吻瓩隼廚辰討靴泙辰燭里澄  


家に帰る気持ちにもならず散歩していたのだが、もうほとんど泣きそうだった。  
モノ作りに励む人の「もっともっとモノを作っていこう」というモチベーションは、自分のモチベーションが低くなってしまったことを飲み会の間、ぼくに突きつけ続けた。  


そういう劣等感を抱いたのは、初めてのことだった。


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モノを作るための土台となる世の不条理についての熱い議論は、内心で「そんなこと言っても、システムは変わらないよ」になっていた。  


飲み会の終わり際には、みんなが発するモチベーションの熱量に自分を合わせなければ排除されてしまうようなプレッシャーまで感じていた。


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インプットしなきゃと自分に言い聞かせて見始めても、途端に気が重たくなってテレビを消してしまうのだ。  


今年の頭にプレステ4を買ってぼくは急激にゲームにハマった。


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悶々は首の後ろの方に日々蓄積されて重くなっていくけど、毎晩ゲームをするようになってからそれは軽減された。


アルコール依存症の人が帰宅してすぐ酒の瓶を開けるように、ゲームの電源を入れていた。  
ゲームの達成感や、失敗して悔しいという感情は脳の刺激となってその日の仕事のストレスを中和した。


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「なんだよ。20代の時からゲームやってりゃよかったな」  


そうすれば、何年も毎日毎日夜の公園のベンチでああでもないこうでもないと消耗することもなかったのに。  


そう思った時、悩むって体力なんだなということに気づいた。


「おじさんになって体力がなくなると、悩むことができなくなるんだ」  


近頃番組でスベっても気にしないのは、どうやらメンタルが強くなったのではなくて体力がなくなったからなのかもしれない。  


20代の頃、今の自分ぐらい失敗したことを気にしなければもっと楽しく過ごせていたかもしれないなと悔しくなった。  
ネガティブは、あり余る体力だ。


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【コメント】


そうそう、体力なんだよね。
反抗心ほど体力を必要とするものはありませんから。


うつの根本原因は疲労です。
疲れ。
いくら若くても、疲労していたらなってしまう。


中年のうつは、疲労軽減、体力向上が解決方法の近道です。
(トレーニングというほどじゃなくて良いので、歩くだけでいい。
それかスクワットを1日10回続けているといい)


どういう悩みなのかで解決方法って変わってくるとは思いますが、健康で体力があるに越したことはありません。

Posted by kanzaki at 2024年06月13日 06:55