2014年10月25日

岩船大祭(いわふねたいさい・新潟県村上市岩船地区)を撮影してきました〜「岩船者(いわふねもん)は年13ヶ月働いて、一月分を祭りにつぎ込む」

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●岩船大祭 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E8%88%B9%E5%A4%A7%E7%A5%AD

岩船大祭(いわふねたいさい)とは、新潟県村上市にある石船神社(いわふねじんじゃ)で毎年10月18日・19日に行われる例大祭。西奈彌羽黒神社の村上大祭(毎年7月6日、7日)、西奈弥神社の瀬波大祭(毎年9月3日、4日)と並ぶ村上三大祭りの一つ。


先週10月18日(土)・19日(日)、新潟県村上市岩船地区にて、岩船大祭(いわふねたいさい)が行われました。
お誘いいただいたので、日曜日に行ってきました。


町の中を9台の「おしゃぎり」を引いて練り歩きます。
巨大な2つの車輪が付いた山車には、着物を着た子供たちや、笛を吹く大人が乗っています。


●おしゃぎり - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%8E%E3%82%8A

高さが5m以上あり、取り回しがいいように車輪が2つ付く。車輪は2m以上ある。2階構造となっており、1階がお囃子を演奏する一間造りのスペースで、2階には“乗せ物”を飾るスペースとなる。繊細な彫刻や細工と彩りよく、堆朱・堆黒が施され金箔がちりばめられている絢爛豪華な山車である。乗せ物は各町内によって異なり、見送りと呼ばれる繊細な彫刻も特徴。


各家を「おしゃぎり」を引いて訪れます。
家々は、豪勢な料理と酒を用意し、笑い声で包まれます。
祭りは、20日(月)の午前まで続きます。


酒と美味しい料理をいただきながらお話しを聞きました。
俗に「岩船者(いわふねもん)は年13ヶ月働いて、一月分を祭りにつぎ込む」と言われるそうです。
遠くで働いていても、お祭りになれば、必ず戻ってきて参加しています。
豪華絢爛・金箔漆塗りの「おしゃぎり」は、維持費もかなりかかるそうです。
この祭りにかける意気込みは、生活に根付いている証拠です。


私は夕方までしかいられませんでしたが、夜になると、おしゃぎりは、灯されたちょうちんが飾られて、これまた綺麗なのだそうです。


地方はどこも、少子高齢人化し、人も減ってきています。
これは何も、数だけの問題ではありません。
その町に昔から続く伝統が受け継がれなくなり、「町の記憶」が消えていくことも怖いです。


そんな中、この岩船の人達は、伝統を守っています。
岩船から情報を発信されている中心メンバーの方ともお話ししましたが、これほど郷土愛で包まれた町は、そうそうありません。
それぐらい熱意を感じました。


●岩船時間―岩船町情報発信サイト―
http://iwafunejikan.web.fc2.com/


是非みなさんも、次回のお祭りの際には、足を運んでみてください。


この祭りを1500枚ぐらい撮影しました(現像したのは、その中から選んだ200枚弱)。
以下、その中からいくつかを掲載いたします。


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(一番先頭のおしゃぎりを引く人達は、各家の前にて唄をうたいます)


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(おしゃぎりが向かい合います。人が大勢集まりました。桜吹雪が舞い、餅を撒きます)


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(飛んできた餅が、私の頭にヒットしました! orz)


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Posted by kanzaki at 2014年10月25日 22:39