下絵を転写したのが4月の頭。
それから2か月ほど、なにもできないで時が過ぎました。
久々に日本画教室へ赴き、自分へカツを入れました。
まわりで絵を描く人がいる環境へ身を置き、筆をとって線を引きます。
使った筆は、「株式会社あかしや」の「極細毛筆【彩】ThinLINE 墨色」です。
●製品のご案内|株式会社あかしや AKASHIYA CO.,LTD
http://www.akashiya-fude.co.jp/050_product/sai_03.php
・乾くと水に流れない。色褪せしない。
・穂先は弾力に富んだ人造毛(特殊せんい)を使い、筆職人による手造りの工程で1本ずつ丹念に造筆しました。
・デザインの精密画、カリグラフィー、絵手紙や俳画の線画、はがき・カード・一筆箋の文字書き、コミックのイラスト…多彩な用途を持つ毛筆ペンです。
・水性顔料インクを使い、美しい日本の伝統色にこだわりました。あかしや水彩毛筆[彩]との組み合わせも抜群です。
筆ペンですが、使い勝手としては、超極細サインペンです。
力の入れ具合で、線を引いている最中、縦横無尽に細い・太いを切り替えられます。
しかし、私にはそんな技量がありません。
それもあって躊躇していたところもあるのですが、やらないわけにもいかない。
失敗しようが、不満足であろうが、どんどん線を引いていきました。
案外、1時間もかかりませんでした。
かなり太くはっきりした線になったので、アニメのような線ですね。
芸術的な線は、次作で考えましょう。
青い下絵は水で簡単に消えるので、ひとまずほったらかし。
※
こうやって見ると、とても「朱鷺(トキ)」には見えない、凶悪な姿になりましたね。
私にとってトキは、最強の鳥。
普通に描いたら、ペリカン風になってしまい弱々しいです。
だから、強く、マッシブに、そして非現実的な描写にしました。
絵なのですから、実物通りに描いても意味がねえ。
写真で十分だ。
さてこれから半年ほどかけて彩色にとりかかることになります。
まだ、どういう色をのせていくのかも考えていません。
トキですから、白とピンク系は使うでしょうが、どういう表現にするかはやりながら考えますよ。
この歳で、職業でもないのに絵を描く機会があることは、本当に幸せだと感じます。
自分の想像・空想を具現化できるのですから。
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