一般的に、3ヶ月ぐらい同じ行動を続けると、その行動は「習慣」になるといわれています。
相手に習慣化してもらいたいことをどう教えたらよいのでしょうか?
・「きちんとやりなさい」、「ちゃんとやりなさい」と抽象的な言葉で指示しても意味がありません。
「きちんとする」とは具体的にどのような行動をすることなのかを何度も繰り返し教える必要があります。
・やりかたを教えるには、その行動を細かく分解し、分けて考えます。
それをひとつひとつ教え、細かく見ます。
細かく見ることで、どこまでの行動ができて、何ができていないのかが分かります。
・やり方が分からないのは、その人が理解できない細かい行動があるからです。
行動を分解し、理解していない部分を教えてあげるのです。
・がんばったら、ご褒美を与える。
認めてもらうことは自己肯定感が高まるからです。
習慣化すれば、そういうものが無くても自ずと動くようになります。
※行動科学マネジメント研究所 石田淳所長の解説。
(著書「考える技術」など)
●部下育成のヒントは具体的な行動の中にある 二つの「できない理由」を解消する|行動科学マネジメント入門|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/33103
※※※
子育ても仕事も、相手に教えて習慣化させるには、「行動の分解」が必要だそうです。
確かに大きな仕事をする際、その目標へ到達するには、なにをすれば良いのか、具体的な行動へ細かく分解しています。
具体的な行動を実践していくと、実は更に細かい行動・課題を行う必要があることが分かります。
そうやって、どんどん細かくしていくことで、当初はあまりにも大きい目標すぎて、なにも手が出せなかったことが、少しづつ解決できていくものです。
自分だけでやっていくときは、頭の中でそういった一連の行動が自然とできます。
それが案外、自分の子供や部下相手だとできないことが多いものです。
つい感情だけが先走り、「ちゃんとやりなさい」という抽象的な指示になってしまいます。
新潟県長岡市出身の連合艦隊司令長官、山本五十六。
当時彼はすでに、そういったことを理解していたようです。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。 なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。 今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。 その若者が、こうして年を取ったまでだ。 だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。 何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。
人は神ではない。Posted by kanzaki at 2016年08月07日 13:48
誤りをするというところに人間味がある。
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