西洋では、物事に対して『する』という能動的な発想を抱きます。
日本では自然に『なる』ととらえます。
主体的に働きかけてうまくいかないときは、『なるようにしかならない』とあえて待つことも良策です。
こう考える理由は、日本は昔から、自然を崇拝する風潮があるからです。
自然のような大きな力には逆らわず、そのままの状態を尊重します。
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世の中には、『傍目八目(おかめはちもく)』という言葉があります。
第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できるという意味です。
自分自身より他人のほうが、自分の能力を的確に評価していることが多いものです。
自分自身は興味がなく、苦手だと思っていても、人に誘われやってみたら、意外と自分にぴたっとはまることもあります。
居場所にこだわらず、自分の意志を無理に貫こうとせず、流れに身をまかせる生き方。
それもありかもしれません。
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昨日は、「自助論」をご紹介しました。
●S・スマイルズ「自助論」〜自己啓発書の古典。この時期、新人向けの1冊
http://kanzaki.sub.jp/archives/003822.html
趣旨は、自己実現を遂げたければ、自分できちんと将来図を描き、目標に向かって鋭意努力を続けることです。
こういう姿勢で頑張ってみて、うまくいかないときは、『なるようにしかならない』と待つということでしょうか?
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今は、新しい生き方へ進むための準備期間という感じです。
自分がどんな人生を望んでいるのか、自分にとっての幸せとはなんだろうか?
そういう自問自答は、基本的にしません。
理由は、そこまで明確なものはないからです。
そんな大げさな人生を歩むほどの逸材ではありません。
ゆらゆらした感情だからこそ、どこへでも行ける。
自然に『なる』ものでしょうから、潮の満ち引きに身をゆだねてみたいと思います。
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