勉強の際、あまりに記憶が定着しないことに悩む私。
いつの間にやら速読の癖がつき、きちんと読まないから理解できないことは分かりました。
さりとて、きちんと読む苦痛ったら、ありゃしない。
そこで「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫) 」という本を読みました。
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●「7回読み勉強法」のやり方:
理解しようとせず、とにかくサラサラと速く。
全体像→内容→細部の順番に意識を向け、それを徐々に鮮明にしていく。
・1回目:
「見出し」を頭のノート上に写しとる感覚で読む。
文章にも目を通すが、主に章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握する。
こうして、全体像を大まかに感じ取る。
・2回目:
1回目に読んで「見出し」が頭に入った段階で、全体を流し読みをする。
項目だけではなく、より細かいレベルで読んでいく。
この段階を終えると、「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということが把握できる。
全体のアウトラインや構造がだいたい頭に入る。
・3回目:
この段階も2回目と基本的に同じ。
全体を軽く流し読みしている段階。
2回目よりアウトラインをより詳細、かつ明確なものにしていくのが、この3回目の読み作業。
1〜3回目は、これから読むための土台作り。
理解できなかったところも気にしないで構わない。
・4回目:
文章の中のキーワードを意識して読む。
よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目にとどめよう。
しかし、それを「理解しよう」「覚えよう」とはしないこと。
「頻出語」「詳しく書いてある」と感じるだけで十分。
・5回目:
作業内容は4回目と同じ。
4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。
そのキーワードがどのように説明されているかに目をむける段階。
キーワードとキーワードの間をつなげば、その段落の要旨をつかめるようになる。
要旨をつかむことは、本を読む上で一番大きな仕事なので、4回目と5回目の2回に分けて行う。
・6回目:
ここからは、ディテールにも目を向け始める。
法律家の読む本でいえば、細かな事例の説明などがその典型。
ひとつの判例に対して、「この判例で論点になったポイントはここで、それについてこんな説がある」というのが要旨であり、「その説に基づいた事例として、この判例にはほかにこんなものがある」という説明がディテールにあたる。
その部分に意識を向けながら読んでいく。
6回目以降は、「答え合わせ」の感覚を持ちながら読むのがおすすめ。
5回で確認済みの要旨について、「そうそう、このキーワードの意味はこうなんだ」「このキーワードとこのキーワードの関係はこうなんだ」などと思いながら読み進める。
・7回目:
6回目を終えたら、頭の中のノートにだいたい本が写し取れているはず。
しかし、まだ鮮明ではないので、7回目でしっかり定着させる。
「今ひとつ頭に入っていない」と思う箇所があれば、そこだけをピックアップして読めば、さらに万全になる。
※
・1回読んで理解できないのは当然。「認知」と「理解」は違うもの。
・勉強をみっちりやらないといけない日。
朝起きて最初にやることは、「まず机に向かう」のが正解。
コーヒーをいれようとか、ウオーミングアップとか考えないで、本を読むことからはじめる。
頭にはいってこなくてもいい。
それでも「形だけ」勉強をはじめる。
早く勉強はじめなきゃという心への余計な負担を軽減できるから。
コーヒーはそのあとでいい。
※
著者は別段、短時間で理解できる勉強法を提案しているわけではありません。
むしろ、めちゃくちゃ時間を費やしています。
だから理解できているのです。
7回読みのメリットは、勉強初期段階のハードルを思いっきり下げてくれることです。
ベイビーステップですね。
とにかく、流し読みすればいい。
なんでもそうですが、最初の段階が一番つらいものです。
まだ心も体も、その物事に対して慣れていないのですから。
ある時から、一気に理解力も速度もあがるもの。
しかし多くの人は、そこへ行く段階で挫折してしまう。
この7回読みの3回目までの読み方は、我々凡人にとって大いに救いになると思います。
このやり方を自分自身の勉強法に取り入れてみたいと思います。
※
【関連記事】
「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫) 」〜「外圧」=「外との約束事」で勉強の計画を立てるといい
http://kanzaki.sub.jp/archives/004260.html
※※※
久々になにも予定のない休暇。
ずっと自宅の和室で過ごしていました。
障子戸からうっすらと外の明かりが入ってきて、なんだか落ち着きますね。
相変わらず、参考書の文章は頭に入ってきませんが・・・。
読んでいるうちに、うとうとと長い昼寝をしてしまいました。
普段の早起きも、実は体に負担がかかっているのかなあ・・・。
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