2019年06月15日

「きのう何食べた?」〜ザ・テレビジョン「ドラマアカデミー賞」主演女優賞は、ケンジ演じる内野聖陽さんでいいんじゃないかと

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(「きのう何食べた?」第10話で一番好きなシーン)

●きのう何食べた?
https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta/


●<きのう何食べた?>ケンジ“号泣”に視聴者もらい泣き…「真剣で可愛くて、泣けた…」
https://thetv.jp/news/detail/193697/


●「きのう何食べた?」第10話(TVer)
https://tver.jp/corner/f0036079


再放送の「おしん」は別格として、今期ドラマで一番好きなのは「きのう何食べた?」です。


好きな理由は、「毎回必ず、最後は笑顔で終わるから」


こんな当たり前のことがなかなか出来ない時代に、これほどありがたいドラマはありません。
原作は読んでいませんが、私にとってはドラマが初見ですから、これがオリジナル。
原作ファンの方にも好評だし、スポンサーも回を追って増えているようだし、これは2期にも期待してしまいます(映画化とか、スケールが大きくなるのはちょっと勘弁)。


10話にて、内野聖陽さん演じるケンジが号泣するシーンは、完全にヒロインですよ。
不思議と観ている私には、何にも違和感なく乙女に見えました。
女優さんでも、ここまでちゃんとヒロインを演じられる人って、そうそういないのではないでしょうか。



このドラマ、同性愛者という枠だけではなく、「家族」という枠でもいろいろ考えさせられます。


西島秀俊さん演じるシロさんの両親は、息子がゲイということに一定の理解をしめしています。
正月に実家へ帰った際、近所の子供もやってきて、両親は自分の孫のように可愛がっている姿を見ます。
「自分の本当の孫」を一生見ることができないという現実を改めて気づくシーンは印象深かったです。
ゲイとか関係なしに、結婚をしない人が増えている時代ですからね。


今回の10話、内野聖陽さん演じるケンジの父親の話しも印象深いです。
昔からクズでどうしようもない父親だけれど、完全に縁を切ることができない気持ち。
これも私には分かる・・・。


いろんな今の日本の状況を含んでいるけれど、決して昨今のニュースみたいに、観ている人を不安にしないのがいい。


このドラマ、はじまる前はTV東京だから視聴できないと思っていたのですが、テレ東公式サイトやTVerにて、テレ東視聴難民も楽しめてありがたいです。
おかげで、春の日差しにも似たドラマを楽しめました。

Posted by kanzaki at 2019年06月15日 22:31