3月4日(水)から、朝ドラを観ています。
今月で終わってしまうのですが、稲垣吾郎さんが出演するということで気になったからです。
稲垣さんの役は、お医者さん。
白衣を着ないで病院内を動き回るから、いつも年配の看護師さんに怒られるちょっと変わった人。
この日から観始めても、特に問題なかったです。
陶芸家の息子が重い病気になり、それを中心に話しが展開するドラマとして観ているからです。
ドラマの大体の流れは、ネットのニュース等で知っていました。
毎朝7時15分から、BSプレミアムにて「おしん」を観ています。
7時30分からは「スカーレット」を放送しており、最初の1分ぐらいは出かける前に、ちらっと観ていました。
朝ドラって大抵、ラスト1か月になると、画面に登場人物がわんさか出てきてごちゃごちゃします。
ところがこのドラマは、あまり人が出てきません。
主人公が広い居間にて一人で食事していたりと、画面がシンプルです。
そういうところも好き。
※
このドラマの主人公のモデルは、陶芸家・神山清子(こうやま・きよこ)さん。
お子さんは、慢性骨髄性白血病で倒れました。
これが後年、公的な骨髄バンクである「骨髄移植推進財団(現在の日本骨髄バンク)」の設立につながります。
そこまでの流れは、ネットで紹介されています。
普通の朝ドラのラスト1か月なんて、消化試合みたいな作品もあります。
そんな中、重たい内容をしっかり1か月かけて描きます。
主人公が陶芸家になって有名になるまでの7年間をばっさりカットしているそうですね(ネットニュースで観ました)。
単なる陶芸作家のサクセスストーリーにしなかったのは、お見事だと思いました。
ドラマだから、息子さんが奇跡的に助かるという流れもできます。
しかしそういう安易な流れもどうだろうかとも思います。
脚本家さんはベテランさんです。
きっと、視聴者の心に残る作品にしてくれることでしょう。
まだ私自身、この前の水曜日からしか観ていません。
しかし、昨日放送回の主人公が苦悩を友人にぶちまけるシーンには泣きましたよ。
私の姉貴も2年前、急性白血病で天国に行きました。
虎の門病院のみなさんがとても一生懸命対応してくれました。
この死を絶対に無駄にはせず、医療の発展に役立てますと言ってくださいました。
その姉貴の娘も今年結婚。
花嫁衣裳を見せてあげたかったなあ。
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