【いつまでにどこまで仕上げるか見通しを立てる】
スケジュールと登山は似ています。
締切前にバタバタしてしまうのは、いつまでに、どこまで登るか、登り方を決めていないことも大きな要因です。
まず、1週間が始まる前、具体的には前週の金曜日、もしくは月曜日の朝までに、いつまでに、どこまでを片づけておくのかを決めねばなりません。
火曜には50%(下書きまで)、木曜には90%(ほぼ完成)、金曜に100%(微修正をして完成)、といったように書いておくことことで、無理のない計画を組むことができます。
進捗を書くことで、遅れを予防し、締切前のバタつきをなくします。
そして大事なことは振り返り、つまり反省の時間を持つことです。
バタバタしてしまったらなおさらです。
なぜ、そうなったのかを翌週が始まるまでに振り返ってみてください。 一つひとつのタスクに時間がかかりすぎたのか、それとも所要時間の見立てが甘かったのか、想定外のタスクが入ったのかなど。
検証をすることで、あなたの時間管理の精度が高まります。
忙しい日常ではついおろそかにしてしまいがちですが、検証なくして改善はなし。
ぜひ、1週間に3分でもいいので、検証の時間を持ってみてください。
●『会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン 【会社では教えてもらえないシリーズ】』(伊庭 正康 著)より
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仕事は主に、1時間単位、1日単位、1週間単位、1か月単位、1年単位で考えるかと思います。
(3〜5年の中期計画はここでは割愛)
その中でも、実効性のある行動パターンを組み立てやすいのは1週間単位ではないでしょうか。
手帳を活用している人を見ますと、1週間を俯瞰できるウイークリータイプの手帳を使っている人が多いように感じます。
物語でいうところの「起・承・転・結」を組みやすいからでしょうかね。
私は、おっかなびっくりな性格です。
そのため、事前に計画を立てます。
そして可能な限り、立てた予定より前倒しで行動します。
「本来の締め切り」「仮の締め切り」「仮の仮の締め切り」と3つぐらいゴールを作っておくことで、期日までに間に合うように意識づけできます。
そして、さっさと「70点主義」で提出してしまいます。
100点を目指す必要はありません。
予想外の急用が入るなんて当たり前です。
だから、予定を前倒しにすることで、時間調整ができるようにしています。
こういった計画というのは、グループウエア上に入れる予定(他人から見える予定)とは異なった、もっと細かいものです。
見えないがゆえに、誰もやり方を教えてくれません。
真新しい高級な手帳を買ってみたけれど、すぐに挫折する方も多いです。
手帳は、単に予定を入れるだけではなく、その予定に向かって計画を立てる場所だと考えてみてはいかがでしょうか。
そうすると有効活用できますし、おのずと書き込む量も増えてくるはずですよ。
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