「人類最大の発明は何か?」
精神科医・春日武彦さんはこう回答します。
「それは『箱』です」
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人間の一番の楽しみは、「ものごとを分類すること」なのだという説があります。
箱というのは、ものを隠せて、分類ができる。
しかも普通に目の前に重ねておける。
隠す、分類する、整理することができる。
仮に世の中に箱というものがなかったら、隠すにしても土に埋めるとか大変になってしまう。
しかも、箱の中身は許可を得ない限り、やたら見てはいけないという暗黙の合意が成立していて、それはある種の分類といえます。
箱はこういった「隠すことで秘密を持てる」「整理・分類するという個々の楽しみ」を味わえるのです。
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人間の一番の楽しみは、「ものごとを分類すること」・・・確かにそうかもしれません。
そして、心にひっかかるものをリスト化したり、分類することで、その人の輪郭が見えてきます。
特定のモノを収集するなんてのも、人間よくやることです。
収集しても、実際には使わず(例えばスニーカーとか)、大抵は保管するだけだったりします。
その保管には、箱が必要です。
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コロナ禍で一人の時間が増えました。
試しに、自室にある箱の中身を開いてみてはいかがでしょうか。
当時、自分がその箱の中に詰めたものは、何かしらのルールに沿って分類されたものだと思います。
もし、その分類にちょっと違和感があったら整理してみるとよいかも。
その行為は、「今の自分」をみつめるのに等しいと思うからです。
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