●『12歳からはじめよう 学びのカタチ 優くん式「成績アップ」5つの秘密』(佐藤 優, 西原 理恵子 著)より
いくら「これからはガンバルぞ」と強く思っても、いざはじめると、そのときどきの誘惑に流されて、やりたいことが長つづきしない。
そういう人が圧倒的に多いんだ。
長つづきしない人は、意志が弱いんじゃない。
逆に意志の力を信じすぎちゃって失敗するんだね。
意志の力に頼るんじゃなくて、習慣にすることが大切だ。
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まず、みんなに用意してほしいものがある。
それは「スケジュールノート」だ。
どこの文房具屋さんでも売っている、30枚くらいのB5判のノートでかまわないよ。
ノートが準備できたら、左側のページに、1週間でやろうと思うことを箇条書きにしていく。
右側のページには、その日にやったことを書きこんでいく。
もちろん、勉強の計画も忘れずに書きこもう。
左ページの計画は、曜日ごとに何をするかまで細かく分ける必要はないよ。
あくまでも、1週間ぜんたいでやりたいことを書いていけばいい。
でも右側のページは、毎日書きこむようにしよう。
なぜ記録が大切かというと、記録を積みかさねていくうちに、1時間でどのぐらい勉強できるかがわかるようになるからだ。
計画どおりにいかなかったこともきちんと書きのこしておくと、どこに気をつければいいかが見えてくる。
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1週間たった日曜日の夜、左右のページを見くらべて、予定がどのくらい進んだかを確認してみよう。
自分がどんなときに、どのくらい勉強できるか、どのくらいのペースで本が読めるかがすこしずつ見えてくるだろう。
それをふまえて、つぎの月曜日から1週間の予定をたてていく。
時間をうまく管理するための4つのルール
(1)自分にとって何がいちばん大切なのかを考えて、優先順位をつけていこう
(2)意志の力に頼りすぎるとアウト。それより勉強することを習慣にしてしまおう
(3)机にむかって勉強するあいだは、ゲームやスマホができないように、くふうしてみよう
(4)スケジュールノートをつくって、まずは30枚のノートぜんぶが埋まるまで書きつづけてみよう。ノートは手書きが原則
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【コメント】
12歳向けと云いつつ、完全にビジネスパーソンのスケジュール管理について書いています。
タイムマネジメント(時間の使い方の改善によって、生産性の向上を図ること)には、振り返りの時間を設けるという考えがあります。
週末など振り返りがしやすい時、30分から1時間を使い、その都度、都度軌道修正をします。
優先順位の高い業務に時間を使うというのも、タイムマネジメントの一つ。
こういう事を12歳で知っていたら、本当に違っていたのだろうなあと、つくづく思います。
お金が無かったらから、本もそんなに読めませんでしたし。
(今年は既読だけで61冊読んでいます)
今の時代は富裕層でなくても、情報弱者でなければ、いろんな知識をインプットがしやすくなりました。
例えば、月に約1,000円払えば、Kindleの読み放題サービスを使って、大抵のことは電子書籍で読みつくせます。
(その上で、更に深く読みたければ、1冊単位で電子書籍を買えばいいい。田舎にいても、365日24時間いつでも購入可能)
ネットにある情報も有用ではありますが、書籍の場合、著者が書いたあとに「編集」というひと手間が加えられています。
これが情報の精度を高めてくれるのです。
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