●『【普及版】あした死んでもいい暮らしかた』(ごんおばちゃま 著)より
【目の前のことを一つずつ】
私は映画やコンサート、歌舞伎が好きです、なんでも見ます。
もちろん、子育てのころはお金にも時間にも余裕がありませんでしたので行けませんでした。
今、好きな映画を見たり、好きな人のコンサートに行ったりしているのは、若いころ頑張ったご褒美だと思っています。
子育て一色のときは映画館に行くことなんてできません。
辛抱したからこそ今があるのでしょうね。
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いつかは自由になるときが来ます。
今は、今しなければならないことを一生懸命することが大事です。
親が大変なときはしっかり介護する。
子供が小さいときはとくに正面から向き合って話を聞いてあげる。
いつのときも目の前のことを一つずつやり遂げていくこと。
今をないがしろにしていて、未来が明るいはずはありません。
私は積み重ねだと思うのです。
今と未来はずっとつながっています。
大事なことは過去ではなく、今です。
今しなければいけないことをしていけば、未来はきっとよくなっていきます。
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シンプルな生活の中では、そんなにモノもお金も必要ではありません。
丈夫な体と家族の健康があれば、それでいい。
心の持ち方一つでモノがなくても幸せに思えるのじゃないかと思います。
『今日も明日も上機嫌。モタさんの言葉』(斎藤茂太著、講談社刊)の一節に松本春野さんの挿絵入りで、こう書かれています。
「人はあんがい、シンプルさをゴールに人生を歩んでくるのではないかと思えてくる……人生のある時期から穏やかな日々がまっているのだから……」
そうなんですよね。
シンプルな生活をすれば、心は誰もが穏やかになっていくものです。
大きな家に住み、いい服を着て、いい車に乗る必要なんてありません。
その生活を維持するためにたくさんのお金もかかってきますしね。
何もなければ何もいりません。
小さな家でいい。
そこでシンプルに暮らせたらいいですね。
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【コメント】
とても読みやすく、シンプルな生活を目指そうと気持ちが向上する本でした。
私のような就職氷河期世代から見たら、著者の世代は恵まれています。
生活のベースが違う。
同じ人間でも、生れた時代でこうも格差が出てくるものなのかと嫌になってしまいますよ。
しかし恵まれているからこそ、モノをため込んだり、過剰な欲まみれになりがちですが、戒めて慎ましく規則正しい生活をしていることに尊敬します。
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