●『自分のこころのトリセツ』(下園 壮太, 柳本 操 著)より
【「内観法」で「いい記憶」を取り出してみよう】
親との関係性をゆっくり見つめ直すために、お薦めなのが「内観法」という方法です。
私たちは過去の記憶を思い出すとき、命の危険と照らし合わせるために、どうしても嫌な記憶を優先的に検索する習性があります。
これでは、なかなかいい記憶を取り出すことができません。
そこで、「自分が小学6年生のとき」と特定の時間を限定し、「親が自分にしてくれたこと」「迷惑をかけたこと」「自分が親にしてあげたこと」の三つをひたすら考えるのです。
空気のように当たり前すぎて気づかなかったことがぽつぽつと浮かんでくるものです。
「してもらえなかった」という思いばかりで見ていた過去を、少し違う視点で見られるようになれば、大成功です。
恨みから感謝へと気持ちがシフトしていく中で、憎しみは薄れ、気持ちがほぐれてきます。
「迷惑をかけたこと」を考えるのも大事なポイントです。
もしも至らなかった自分に気づいたら、親に謝ってもいいでしょう。
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【コメント】
これはなにも、親子関係に限りませんよね。
事実は変えられませんが、別の視点で観る・考えることは可能です。
(なかなか、その重い腰を上げるのが一苦労ですが・・・)
「気持ちがほぐれてくる」・・・その感情を実践してみましょう。
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