●『アランの幸福論 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)』(アラン, 齋藤慎子 著)より
「そのうちやる」ではなく、「今やっている」と言う
不安はきまって今存在するもの、計画はきまって未来に存在するものである。
そこから、怠け者の例の決まり文句「そのうちやる」が出てくるのだ。
そうではなく、「今やっている」と言うべきだ。
なぜなら、未来はまさに行動の中にあるのだから。
予期できないのが未来であり、今やっている仕事もまたそうである。
ある仕事を通じて見えてくる未来は想像どおりであることは決してなく、かならずもっとよいものだからである。
ところがだれもそうは思わない。
それで、夢見る人たちは言いつづけてばかりいるのだ。
人がやった仕事よりも自分の構想のほうがずっとすばらしいのだと。
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【コメント】
4月からBSプレミアムで、「あまちゃん」の再放送を観ています。
ここ最近の朝ドラにはない明るさ、元気、リズミカルなテンポ、そして真理があるからです。
10年経っても色あせないですねえ。
主人公のあばあちゃんが、主人公の背中を押して海へ突き落とします。
冷たい海(ネガティブなこと)に怖気ついていた主人公にこう言います。
「しゃっこいとが足が着くとか着かねえとか考える暇、無かったべ!
そんなもんさ。
飛び込む前にあれこれ考えたってや、どうせ思いどおりにはならね。
だったら何も考えずに飛び込め。
なんとかなるもんだびゃ。
死にたくねえからな(笑い声)」
実際、これまで生きてきて振り返るに、そういうもんだと思います。
一歩でも行動すれば、おのずと事態は進展するものですよね。
若いころだけじゃなく、それは歳を重ねても同じなのかも。
忘れていた心を「あまちゃん」が思い出させてくれました。
【じぇじぇじぇ】みなさんのおかげであまちゃん復活!のん”北限の海女”姿で感極まる
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