●『最大化の超習慣 「堀江式」完全無欠の仕事術』(堀江貴文 著)より
そして時間コスパを高めるためのポイントは「すきま時間」だ。
時間がないと嘆いているひとは、このすきま時間に対する意識が低いのだ。
移動時間、つぎのアポまでの空き時間、相手が遅刻している時間、ランチを注文してテーブルに届くまでの時間、病院での診察の待ち時間。
予定と予定のあいだには必ずすきまがある。
ぼくらの日常はすきま時間だらけだ。
5分、10分、15分。その細切れの時間を合計すると1日でそうとうなものになる。
あなたはすきま時間を文字どおり、すきまとして無為に過ごしていないだろうか。
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すきま時間でデートはできない。家族サービスもできない。
でも仕事はできる。
すきま時間はぜんぶ仕事のタスクで埋めてしまえ。
そのためには、とにもかくにもスマホだ。
スマホを最大限に活用する必要がある。
いまや大半の作業はスマホで処理できる。
処理できないと思っているひとがいるとすれば、それはたんなる無知である。
さまざまなアプリがあり、その機能も日々進化している。
文書作成、画像加工、予算管理、発注作業、受注作業、なんでもそのポケットのなかのスマホ1台で片づく。
実際、ぼくはもう長いことパソコンは開いていない。どうしてもパソコンが必要な業務はスタッフがこなしているという側面もあるが、ぼくはかなり込み入った作業であってもスマホで処理している。
処理できるのだ。
あらゆる仕事をスマホでこなす。
その習慣を身につけよう。
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ぼくがすきま時間を有効化するうえで心がけているのは2点だ。
ひとつは仕事を細切れに分割すること。
あなたが同時に複数の大きな仕事を抱えているとする。
その場合どうやって処理するだろうか。
重要度の高い仕事から処理するだろうか。
大きな予算が動くとか、相手が上客だとか、そういう案件だ。
それとも期日の迫っている仕事から片づけていくだろうか。
ぼくはそのどちらでもない。
優先順位はつけず、同時並行でこなしていく。
1つの仕事を1つの塊として扱うのはNGだ。
そうではなく、あの仕事もこの仕事も細切れに分割して扱う。
細切れに分割しておけば、すきま時間の程度によってその都度そこにふさわしいタスクを当て込むことができる。
あらゆるすきま時間を隈なく使えるわけだ。
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1つの仕事を一気にまとめてやろうとすると、とうぜんほかの仕事が圧迫される。
圧迫された結果が「もう期日まで時間がない!」という事態を招くのである。
ぼくは複数の仕事を細切れに進めるので、期日が迫ってあたふたするような仕事というもの自体がそもそも存在しない。
仕事においてなにより大事なのは時間に追われず、かつクオリティの高いパフォーマンスを示すことである。
だから案件の重要度が高かろうが低かろうが、そこに優先順位なんてものはない。
期日までにしっかりやり遂げればいいだけの話だ。
複数の仕事を同時並行で進める。要するに、いわゆるマルチタスクである。
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仕事を細切れに分割する。
それがすきま時間を最大限に有効化するためにぼくが心がけていることのまず1点だ。
そしてもう1点。
それは、すきま時間が来るまえに、あらかじめそこで消化するタスクを決めておくということ。
いざ、すきま時間に入ってからタスクを選ぶのはNGだ。
すきま時間は文字どおり、わずかな時間だ。
どのタスクにしようか迷っているうちに終わってしまう。
だから、今日のあのすきま時間にはあれをやろうと、まえもって予定立てしておくのがポイントだ。
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【コメント】
「習慣」というキーワードが入っていたから読んでみたのですが、スキマ時間に細切れでタスクを放り込むという考えは同意です。
その為に、ハイスペックのスマホを使うというのも、理にかなっている。
定年とか年金とか考え始める頃には、スマホの画面が見えづらくなってくるのですが、道具は何であれ、時間を有効活用するという意識は見習いたいです。
歳を取ると、そういう張り詰めた緊張感を維持していくことは難しくなってきます。
そこをどう維持するかですね。
だからこそ仕事を細切れにして、集中できる短時間でやっていくのは良いことだと思います。
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