●『フランクリン 人生を切り拓く知恵 エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ』(ベンジャミン・フランクリン, 佐藤けんいち 著)より)
・ベンジャミン・フランクリン:
アメリカの政治家。アメリカ独立宣言の起草を行い、「アメリカ合衆国建国の父」と呼ばれる。
(1706年1月17日〜1790年4月17日(84歳))
【サブスクリプション方式で「会員制図書館」をつくる】
公共プロジェクト第一号に踏み出すことになった。
それは「会員制図書館」である。
わたしが提案書を作成し、定款はこの町の著名な公証人に依頼して作成してもらった。
ジャントー・クラブのメンバーの助けを借りて、なんとか最初の会員50名を確保した。
入会金は1人40シリングで、年会費は10シリング。
会費の設定は、会員制図書館は50年つづくと想定し、最初は小額で始めた。
本が輸入され、公共図書館が開設された。
貸し出しは会員向けに週に1回、期限までに返却されない場合は、本の価格の2倍を払う誓約が、あらかじめ書面で提出された。
その後、会員が100名に増加したので認可を受けた。
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【新規プロジェクトを提案する際は黒子に徹する】
会員制図書館の会員を増やそうと奔走しているとき、反対する人や渋ったりする人たちに出会って気がついたことがある。
それは、なにか役に立つプロジェクトを提案するとき、提案者本人は、あまり前面に出るべきではないということだ。
というのは、ほんのちょっとでも提案者の評判が上がると見なされると、近隣の人たちからの支援が得られないからである(つまり嫉妬である)。
そこでわたしは、できるだけ黒子に徹することにした。
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虚栄心をちょっと犠牲にすれば、その後に大きな報酬が待っているものだ。
だれの功績かはっきりしないあいだは、君よりもっと虚栄心の強い者が、自分の手柄だと主張するだろう。
だが、やがて君をねたんでいる者たちすら、自分の手柄だと自慢する者から名誉という羽をむしり取って、本来の正当な持ち主である君に戻し、公平な態度をとろうという気になることだろう。
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【コメント】
現代はサブスク全盛期。
サブスクという概念は、既に大昔にあったのですね。
私自身、「自分の手柄だと主張する」という気持ちは少ないです。
正直、そういうのはどうでもいい。
物事が完遂すればいい。
多分、こうやってブログで自分の考え等を発信できているからだと思います。
大昔は、本を出版しなければできませんでしたから。
そういう事が出来ているから、虚栄心とか見栄をはらないのだと思います。
SNSは少しやってましたが、面倒で嫌になりました。
自分の手柄・凄さを主張する媒体としては良いのでしょうが、とても疲れる媒体とも言えます。
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