2024年04月22日

食べ物に贅沢したら、遺言書がやせる

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●『フランクリン 人生を切り拓く知恵 エッセンシャル版 ディスカヴァークラシック文庫シリーズ』(ベンジャミン・フランクリン, 佐藤けんいち 著)より


・ベンジャミン・フランクリン:
アメリカの政治家。アメリカ独立宣言の起草を行い、「アメリカ合衆国建国の父」と呼ばれる。
(1706年1月17日〜1790年4月17日(84歳))


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みなさん、勤勉や自分の商売に注意を払うべきことについては、それくらいにしておきましょう。
勤勉の成果をさらに確かなものにするためには、これに加えて「倹約」を実行しなくてはなりません。

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「食べ物に贅沢したら、遺言書がやせる」という格言は、そのことを指しています。
金持ちになりたいと思うなら、稼ぐことだけでなく、節約して貯めることも考えなくてはいけません。


スペインは、カリブ海の西インド諸島を植民地にしましたが、それによって富める国にはなりませんでした。なぜなら、入ってくるよりも出ていくほうがはるかに多かったからです。

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愚かな無駄遣いはやめることです。
そうすれば、厳しい時代だとか、税金が重いとか、家族にお金がかかるとか、不平不満をもらす理由も少なくなるというものです。


「酒に女、賭博にペテン。財産減らして、欲望増える」ですからね。


また、「道楽一つにつぎこむ金で、子どもが二人育てられる」のですからね。


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【コメント】


収入に限界のある昨今。
どうやって晩年を生きるか、そもそも現役時代をどうやって生き続けるか。


科学文明が発達した現代においても、大昔と変わらない悩みで生きていかなかればなりません。


やはり、支出を抑えるのが無難ですよね。
他人や様々なシステムを使わずとも可能ですから。


ある程度の年齡になってくると、突然の出費に悩まされることがあります。
そういう事態に備えておく上でも、節約は意識したいものです。

Posted by kanzaki at 2024年04月22日 06:48